クレクレとは直接言わないけれど……
筆者の友人A美には、Y子というママ友がいました。Y子はシングルで子どもを育てていて、「うちは貧乏だから」「私は全然稼げないから」と貧乏アピールが強い人だったそうです。
ママ友の中には『Y子を少しでも助けてあげたい』と、子どものサイズアウトした洋服や着なくなった自身の洋服をプレゼントしたり、自転車・学校の体操着・学用品などを譲ったりしている人も多くいました。
クレクレとは直接言わないけれど、遠回しに要求をされているようだったとA美は感じたそうです。
ママ友仲間が見つけたとんでもない悪行
ある日、A美はママ友仲間から「相談がある」と言われました。話を聞くと、ママ友仲間からもらったものをY子がフリマアプリやリユースショップで売っているというのです。
その証拠にママ友仲間があげた自転車が、少し離れた場所にあるリユースショップで販売されている写真を見せられました。またY子のものと思われるフリマアプリのアカウントには、見覚えのある子ども用の洋服や学用品などが販売されていたのです。
直接対決でY子の家へ行ってみると……
A美とママ友仲間は、話が大きくなる前に確認しようとY子の家へ行きました。すると出てきたのはY子の母親。用件を伝えると、Y子の母親はとんでもない話をしだしたそうです。
最近のY子は母親に家事・育児を一切任せて、ほとんど出歩いてばかり。部屋にはもらってきた洋服や学用品などを積み上げて、宅急便が集荷に来たり車でどこかへ運んで行ったりしていること。そして生活費のほとんどは母親が出していて、Y子は自分のことにばかりお金を使っていること。
Y子の母親は、自分の娘ながらどう対処したら良いのかわからなくて困っているとA美達に相談してきたのです。特に一人ぼっちで放っておかれている孫(Y子の息子)が心配なので、Y子の言うがままに援助をしている状況だと打ち明けてきたそうです。
全然貧乏じゃない……ママ友たちの出した結論とは?
Y子の母親の話を聞いたA美達は、学校行事に素知らぬ顔で参加してきたY子を問いただしたそうです。情報の入手先が自分の母親である以上、Y子は言い逃れはできません。
「若い頃に出産したから遊びたかった」「自分の自由になるお金が欲しかった」……Y子は本当に貧乏なわけではなく、遊ぶ金欲しさの手段として貧乏アピールをしていただけだったのです。
Y子のあまりにも自分勝手な理由に、ママ友達は大激怒! Y子は総スカンをくらい、今までのように仲良くしてくれるママ友は誰もいなくなったそうです。そしてあまりにも居づらかったのか、Y子は母親の住む実家へと引っ越していきました。
まとめ
人の好意を踏みにじることで得られるものは何もありません。せっかく親身になって助けてくれていた大事な友達を、Y子は身勝手な行動ですべて失ってしまいました。
A美たちは何よりも親の勝手な行動で引越しを余儀なくされた、Y子の子どもを心配しているそうです。
ltnライター:RIE.K