作者の友人は、細身で、外見きれいないじめっこに言われた言葉「ちょっと痩せたら? あんた、このままじゃ婚期を逃すよ?」に傷つき、ダイエットを決意しました。そして、婚活に励んだところ……? 今回はそんな彼女のお話です。

見た目をバカにされ

私は昔からがっちりとした体型でした。そのせいか、小学生、中学生時代は細身の女の子に外見のことでいじめられていました。

体型は大人になった今でもなかなか変わらないまま、気が付けば、30代前半になっていました。
彼氏もおらず、体型にコンプレックスを持っていたので、恋愛にも億劫になり男性経験もありませんでした。

そんな時に、道でたまたま昔のいじめっ子に会ってしまって……。

独身であることをバカにされました

基本的に、言葉による嫌がらせしか、いじめっ子にはされなかったんですが、大人になった今でも、彼女は私に対して言葉の暴力をしてきました。

独身かそうでないかを聞かれ、正直に答えると、
「まだ結婚してないんだ。その見た目じゃ無理かぁ!」と大声で言われました。
続けて、「婚期を逃すよ?」とまで。嫌な感じでした。

痩せることを決意

そんないじめっ子の言葉に目が覚めました。
間食をやめて、なるべく徒歩通勤しようと決めたんです。30代になり、健康的な生活をしなければと思っていたので、いいきっかけとなりました。

外食が中心でしたが、節約もかねて自炊に切り替えました。
野菜中心の食事を心がけるようにしたんです。そうしたら、体重が面白いように落ちていきました。

鏡を見るのが楽しくなってきて

痩せてシュッとしたせいか、顔のラインも自分で言うのもなんですが、
綺麗になってお化粧が楽しくなりました。

オシャレも楽しくなってしまって、
アパレルショップにも堂々と行けるようになりました。
それだけでなく、男性への苦手意識をなくそうと、婚活パーティーにもなるべく顔を出したんです。すると、素敵な男性と連絡先を交換することができ、なんとそのまま交際に至りました。

半年間の交際期間を経て、彼とゴールインしたときは、「これは夢なのかな?!」と信じられない気持ちでした。
先日のことですが、双子の子供も授かりました。

ベビーカーを押しつつ、旦那と私で買い物に出かけたときにいじめっ子に再会しました。
目を丸くして私のことを見ていました。
噂では、いじめっ子はまだ独り身。結婚に執着をしていたらしく、私に先を越されたことが相当悔しかったようです。

ダイエットをきっかけに、いい出会いがあり、結婚もでき子供にも恵まれました。ですが、細身でいることが大事なことだとは思いません。自分自身を好きでいられること、健康的でいることが、自信になって新しい出会いを引き寄せたのかなと思います。
どんな体型でいるかも、結婚するかしないかも、個人の自由。自分の価値観で他人を馬鹿にすることはよくないですね。

ltnライター:サンマ雲