畑の野菜をお裾分け
Bさんの家は、いわゆる地主で余った土地で畑をしていました。収穫した野菜が食べきれない時は、捨てるのはもったいないので近所の人やママ友にお裾分けしていました。
ある時、ママ友のCさんにも野菜のお裾分けを。Cさんは「また、もし余ったら分けてね」と大喜びです。
Bさんも喜んでもらえたのが嬉しくて何回かお裾分けをしました。
要求がエスカレートするママ友
するとCさんは、最初はありがとうと受け取っているだけでしたが、「もっと量もらえないかな?」と催促をするように。Bさんもいろんな人に家に配り歩くのも面倒だし、一度にもらってくれるならといいかとなんだかんだ野菜をあげ続けていました。
それをいいことにCさんの要求はだんだんエスカレート。「今度は、スイカとかメロンを育ててよ」とものを指定するまでになりました。
さすがに育てたいものではないし、余っているからあげているだけなのでやんわりとBさんはお断りをしました。
要求を断ったのに……
しかし、Cさんは休日に子供を連れてスイカとメロンの苗を持ってきたのです。「Bさん苗を持ってきたからこれ植えてくれない? 大変なら子どもたちと手伝うしいいでしょ?」
さすがにBさんも困ってしまい「ちょっと、そこまで育てる余裕はないから、ごめんなさい。」とはっきりお断りするもCさんもあきらめません。
「いいじゃない。ついでなんだから。育てるのは慣れているでしょ。」というCさん。そこでBさんは、あることを思いつきました。
逆に提案をしてみたら態度が一変
「だったら畑のレンタルをしているから貸してあげる。年間10万ね。」と提案したのです。他の人にもそうやって土地を貸しているからと説明。
これで借りてくれたらそれはそれでいいし、諦めてくれても特に損するわけでもないのでBさんも困ることはありません。
するとCさんは「いや、そこまでするほどじゃないからやっぱりいいわ。」とすんなり諦めてくれたそうです。
その後は、なんとなくCさんとは距離をとるようになりました。
人の好意につけこんで図々しい態度をとるCさんには驚きました。ちょっと面倒だと感じたら早めに距離をとるのも大切かもしれませんね。
ltnライター:夏野ゆきか