義姉の言いなりの姑
筆者の知人のA子は、姑と義姉による嫁イビリに悩まされていました。
義姉のB美は高学歴のキャリアウーマンで、独身の実家暮らし。
家事はすべて母親にやってもらって、経済力の高さから義実家の女帝として君臨していました。
姑のC恵は優秀な義姉が自慢で、義姉の言いなり状態。
B美はA子のことを格下だと見下していて、B美とC恵がタッグを組んで嫁イビリをしていたのです。
義実家での地獄の光景
何かあるとすぐにA子夫婦を呼び出す義実家。B美が会社で昇進したときも、昇進祝いの強制参加を求めてきました。
面倒くさいと思いつつ、断ると後が面倒です。しぶしぶ参加すると、お決まりの光景が繰り広げられました。
得意げに自慢話をするB美に、B美に賛同するC恵。
平和主義の義父と夫は何も言わず流しています。
嫁イビリがスタート
一通りB美の自慢話が終わったところで、嫁イビリが始まりました。
B美は「料理を取り分けないし、ビールが減ってるのに注がないし、気が利かないわね。私の部下だったらクビだわ」とA子をバカにしてきたのです。
C恵も追随して「そうね、気が利かない嫁だわ」とけなしてきます。
義父と夫は、自分が被害を受けないようにダンマリ。A子を生贄に差し出したのです。
クビにされた……?
呆れ果てたA子ですが、これは都合がいい展開では? と気づきました。
「はい、クビですね! クビになったので帰ります!」と笑顔で宣言して、さっさと帰宅したのです。もちろん、味方になってくれない夫を置いて。
背後からキレ散らかすB美の声が聞こえましたが、知ったことではありません。
この件で吹っ切れたA子はクビの言葉を盾に取り、義実家との付き合いを断つことにしました。
呼び出しがあっても「私はクビにされたので」とすべて拒否。
夫にも「義実家との付き合いを強要するなら離婚する」と主張しました。
プライドの高いB美が自身の発言を撤回することはありません。
A子は「クビ」の一言で、嫁イビリから逃れることに成功したのです。オメデトウ!
ltnライター:愉子