子どもの成長を思うがあまり、ついつい厳しくなりすぎたり過保護になりすぎてしまうママも多いのではないでしょうか? そうなる気持ちは分かりますが、その教育方針をほかの人にまで強要してくると正直迷惑ですよね。これは、筆者の高校時代の友人から聞いた、スカッとするお話です。

オーガニックこそ正義!

A子は6歳の娘を持つ立派なお母さん。

保育園に通う娘の影響で、仲良しのママ友も数人出来ました。
しかし、1人だけ困ったママ友が……。

それは、ママ友の1人B美さんが育児方針を強要してくること。

特に「オーガニックな食事こそ正義」と捉えているB美。

「農薬の野菜はダメよ」
「遺伝子組み換えのあるソーセージなんてもってのほかよ」

とA子たちにも強要してくるので参っていました。

ほかの家庭のお弁当に文句を言ってくる

あるとき、保育園で保護者同伴の遠足会が行われました。その際に「お弁当を持参するように」と園からお願いされます。

「B美に何か言われるかも……」とドキドキしながらその日を迎えたA子。案の定、B美の暴走が止まりません。

みんな楽しそうにお弁当を食べているのに、ほかの子どものお弁当を覗き込んできます。

じろじろ見ては
「不健康だわ」
「そんな食事、子どもがかわいそうよ」
と言いたい放題のB美。

「忙しくて冷凍食品になっちゃった」
とフルタイムで働くワーママにも

「冷凍食品なんて、子どもの成長を妨げるだけ!」
「子どものことをもっと考えなさいよ!」
と小言ばかり。

自分の子供のお弁当にこだわるだけなら問題ないのですが、他人のお弁当にまで厳しく口を出すのはやりすぎだと感じました。

突然ママ友の子どもが号泣!

あまりにもひどい言葉に「それは言いすぎでしょ」と思わずA子。

ほかのママ友も援護射撃してくれますが、B美は聞く耳持たず。
「子どものためを想って言ってるのよ」と逆ギレされそうになります。

話を聞いてくれないB美の姿に、ママ友たちのイライラも思わず絶頂に達しかけます。

あと少しで喧嘩になりそうになったとき、なんとB美の息子が大号泣。

思わぬ展開にママ友たちは喧嘩どころではありません。

ぐずる子をなだめて理由を聞くと
「僕も冷凍食品食べたい」
「こんなごはん、おいしくない!」
というではありませんか!

愛する我が子の姿を見て改心したママ友

B美の息子は特にアレルギーがあるわけでもなく、他の子と同じような食べ物を食べても問題のない子です。
それにも関わらず、厳しすぎる食事のルールによってずっと我慢させていたと気がついたB美。
息子にもママ友たちにも「ごめんなさい」と謝ってその場は一件落着したそうです。

その後B美は、誰にも無理強いしなくなりました。

今ではママ友たちで楽しく、子どもに好き嫌いなくご飯を食べさせる案を考えているそうです。

ltnライター:一瀬あい