持ち家かそうでないかは各家庭の判断によるものです。しかし、筆者の知人Aさんのママ友Cさんは、持ち家でない人をバカにしていて賃貸マンションに住むAさんもターゲットになってしまっていたそうです。人をバカにしていたCさんは、今では人をバカにする気力もないほど疲れてしまっているようで……。いったい持ち家派のCさんに何が起きたのでしょうか。

「持ち家じゃないなんてかわいそ〜」見下しママあらわる

Aさんは賃貸マンションに住む新米ママです。ある日、児童館でCさんというママ友ができたのですが、そのCさんが癖のある人物でした。

知り合って間もないのにAさんについて根掘り葉掘り聞いてきて、Aさんが賃貸マンションに住んでいると知るとバカにするような発言をしてきたのです。

「持ち家じゃないなんてかわいそ〜。旦那さんに愛されてないの? 稼ぎが悪いの?」

失礼な発言にムッとしたものの言い返すことはせず、Aさんは大人の対応をしてその場をやり過ごしました。

え? それって大丈夫なの??

Aさんが黙っていても、Cさんのおしゃべりは止まりません。しかし、Cさんの話を聞いていると、Cさんの住宅事情は羨ましいどころか心配になってしまうものでした。

・夫は家族を愛しているからフルローンで無理をして一軒家を買ってくれた
・毎月ローンを払うのは大変だけど、夫は文句一つ言わない
・とにかく持ち家最高♡

Cさんの発言への怒りも忘れ、Aさんは呆れながら話を聞いていたのです。

不安的中! Cさんが大変なことに

その後しばらくしてから、Cさんの夫はリストラされてしまいました。しかし、Cさんにとって持ち家は幸せの象徴であり手放すわけにはいかないものです。

そこでCさんはパートを掛け持ちし、持ち家のローンを必死で支払っているとのこと。大忙しのCさんとAさんは生活圏内が同じなので、たまにすれ違うこともあるそうですが、いつも疲れた表情のCさんを見ていると心配になってしまうとのこと。

もちろん、Cさんにはもう人をバカにしたり、嫌味を言ったりする元気もありません。

人をバカにすると自分に返ってくる

Cさんの夫は再就職しましたが、以前と比べると収入は下がってしまいCさんはパートを続けています。Cさんに以前からバカにされてきた人たちは、そんなCさんの現状を見ても同情する気持ちになれません。

Aさんも「ざまあみろ」と思う気持ちは正直あるものの、Cさんの変わり果てた姿に、ただただ哀れんでいるそうです。

価値観は人それぞれ。誰の選択もバカにすることなく生きていきたいものですね。

ltnライター:安藤こげ茶