旦那に不倫の疑い……怪しいPTAの役員会
友人のF子は、小学生の子供を持つ専業主婦です。F子の夫は順番で押し付けられたPTAの役員を嫌々引き受けていましたが、数ヶ月前から全く文句を言わなくなり、張り切って役員会に行くようになりました。
役員会の帰りだけではなく普通の日の帰りも段々と遅くなり、仕事が忙しくなると不機嫌になっていたのに、なぜかご機嫌だったそうです。スマホをいつも持ち歩くようになり、トイレの中まで持っていくようになった夫を見て、F子は不倫を疑ったそうです。
いきなり話しかけてきた男性の素性
その後、子どもの授業参観があった日にF子は学校でいきなり保護者の男性に声をかけられました。彼はF子の夫と同じPTAの役員をしているN美の夫だったのです。彼が言うには、彼の妻のN美とF子の夫は不倫をしているとのこと。F子の考えを聞かせて欲しいと連絡先を聞いてきたそうです。
うすうす感づいていたF子は、男性と連絡を取り、くわしい話を聞きました。男性はN美と離婚調停中であること、どうやら不倫を仕掛けたのはN美であること、男性は親権を得たいためN美の不倫を糾弾したいことを話したそうです。
サレ妻・サレ夫がタッグを組む!
F子は自分や子どもを蔑ろにした夫をどうしても許せませんでした。それもPTAという子どもの学校に関わる組織の中で不倫をしたということに嫌悪感を隠すことができなくなっていたのです。
そこでF子は男性と打ち合わせを行い、探偵事務所を使って不倫の証拠を押さえることにしました。警戒していない当の本人たち……証拠はすぐに集まり、サレ妻とサレ夫の反撃が開始されました。
容赦ない反撃と哀れな末路
F子と男性はまず本人たちに問い詰めるのではなく、それぞれの勤務先の上司へ報告をしました。F子の夫は、離婚を決意したF子に泣きついてきたそうです。しかしF子の決意は変わらず、F子の夫は会社に居づらくなり離職。
調停中だった相手側の男性も、無事有利な条件で離婚が成立しました。N美は保育士だったそうで、不倫のうわさが立った保育園にはいられずこちらも離職。親権も取れず、寂しく一人ぼっちになってしまいました。
あっぱれ! サレ妻とサレ夫の仕返し
その後F子と相手の男性は、弁護士を通して『不倫慰謝料』を請求したそうです。離婚後に慰謝料を請求するためにはいくつかの条件があり、2人はこの条件をきっちりとクリアしていたので、F子の元夫もN美も言い逃れはできなかったようです。
まとめ
F子はつらい思いをしましたが、思わぬ協力者の出現でストレスは半減したと言います。PTAという子どもに関わる組織の中で行われたゲスな不倫……最終的にはサレ妻とサレ夫が勝利! 悪いコトはするものじゃありませんね。
ltnライター:RIE.K