私の友人の夫が抱えた多額の借金によって、姑と夫から心無い言動を浴びせられた友人。心優しい友人が鬼のようなリベンジに成功した復讐劇を聞きました。

お財布別々の夫婦

私の友人は夫と二人の生活でフルタイムで仕事をしており、順調にキャリアを重ねていました。お互いのお金はそれぞれ管理し、ローンや保険は夫、貯金や日常で必要なお金は主に友人が担当するといった、ざっくりとした役割分担をしていました。そのため、夫婦とはいえ、夫のお金の使い道を詳しく理解していませんでした。

そんなある日、夫に多額の借金が発覚。友人に内緒でギャンブルにハマり抜け出せなくなっていたのです。預貯金まで使い果たし、月々の支払いが滞るようになってしまいました。生活のために、友人は夫の借金の肩代わりをして借金をゼロにしました。

姑とスーパーへ

しかしその代償は大きく、友人も節約の日々を送ることになりました。スーパーでは見切り品を選び、安売りが始まる閉店時間ギリギリにスーパーに駆け込む毎日。そんなある日、姑が家にやってきました。

姑と友人が一緒にスーパーへ買い物に行くと、姑は友人の買い物に激怒しはじめました。

「ちょっと、うちの息子に悪くなったもの食べさせないでよ!」
「腐りかけのものなんて買うんじゃないわよ!」

友人は、みじめな自分をストレートに指摘されたショックで泣いてしまいました。そんな友人に姑は「あー恥ずかしい。なに泣いてるのよ! 私が悪者みたいじゃないの!」とさらに激怒。

夫が用意していたものとは……

家に帰ると夫が待っていました。「お袋が来るからと思って」といい、紙袋から出したものは……なんと、高級メロンでした。

しかも「俺も安物ばかり食わされて、嫌だったんだよね」と言い出す始末。
友人はすべてを姑に話したのですが、姑は「夫のピンチを救うのは当たり前じゃない?」と言うので、十分考えた末に離婚を決意。

弁護士に相談し、夫のために肩代わりした借金の倍以上の慰謝料を請求したのでした。
友人の口座に慰謝料が入金された後、夫の実家が売却されたとの噂を聞きました。
夫と姑は、舅にこってり絞られたよう。姑は今では激安スーパーに出入りしているのだとか。

夫や姑からのあまりにも思いやりのない態度や発言から逃れることができてよかったですね。

ltnライター:鈴木まさ美