お盆は実家に里帰りして、家族水入らずで過ごすのが楽しみな知人女性。
そこには姉一家も来ており、久々に中学生の姪っ子と再会しました。
しかし驚いたことに、姪っ子は沢山の高級ジュエリーを身に付けているではありませんか!
「中学生なのに、こんなに沢山、高価な物を持ってるなんて……。ひょっとして、何か悪いことでもしてるんじゃないかしら?」
そんな不安を抱いた知人女性のエピソードを紹介しますね!

お盆は実家に帰省

都市部に住む知人女性は、お盆になると毎年、地方にある実家に帰省していました。
そこで家族水入らずでゆっくり過ごすのが、何よりの楽しみだそうです。

「叔母ちゃん! 久しぶりー!」
そこには姉一家も来ており、久しぶりに会う中学生の姪っ子が、笑顔で彼女を出迎えてくれました。

募る疑惑

姪っ子との再会を喜び、お茶を飲みながら会話に花を咲かせる知人女性でしたが、とあることに気が付きました。
姪っ子はネックレスやブレスレットなど沢山のアクセサリーを身に付けていたのですが、どれもハイブランド品ばかりなのです。

とてもじゃありませんが、中学生の手に届く代物ではありません。
「一体どうしてこんなに高価な物ばかり、姪っ子は持っているのかしら? ひょっとして、悪いことでもしてたりして……」

知人女性の脳内には、姪っ子がお店からアクセサリーをくすねたり、父親程、年の離れた男性からアクセサリーを受け取る姿がふと浮かんできました。

おばあちゃん思いの姪っ子

意を決して「そのアクセサリー、どうしたの?」と知人女性が尋ねると、姪っ子は笑顔で答えます。
「おばあちゃんの部屋を掃除したら沢山のアクセサリーが出てきて、いらないからあげるって、おばあちゃんがくれたの!」

つまり、知人女性の母が孫である姪っ子に、これらのアクセサリーを譲り渡していたのです。
知人女性がホっと胸を撫で下ろすと同時に、彼女の母も嬉しそうに口を開きました。
「姪っ子ちゃんのお陰で、家は綺麗になったし有難いわ! アクセサリーも姪っ子ちゃんに使って貰えば幸せね!」

その言葉に姪っ子もまた、満面の笑みを浮かべて「ありがとう!」と告げました。
姪っ子は煌びやかなアクセサリーに値する、美しい心の持ち主へと成長を遂げていたのです。

少しでも疑ってしまった自分が恥ずかしいと知人女性は話していました。全員が感無量のエピソードでしたね !

ltnライター:六条京子