何かしらの理由をつけ、周囲に仕事を押し付けて、「あとは宜しく!」のスタンス。
そんな人が職場にいると、残された人はその人の分まで仕事をしなくてはなりません。
今回のお話は、作者が経験した人に仕事を押し付けて、スタコラサッサと帰宅する迷惑なママ友の話です。
後はよろしく! と言って逃げるように帰宅
作者がケーキ工場でバイトをしていた時のことです。
たまたま、近所のママ友と職場が同じになりました。
話していて、普通の人だと思っていたのですが、仕事場では身勝手極まりなく大変驚きました。
仕事が残っているのに、1度も残業することなく定時で上がっていくのです。
大量の洗い物と、果物のカット
ケーキの注文が入っていて、間に合わせなくてはならないのに、
彼女は「子供が熱出した」「子供が具合が悪くなったから帰らないといけないの」
そんな言い訳を並べ立てて、スタスタと逃げるように職場をあとにしていました。
普段からバリバリと働いている人なら、ここまで目立たなかったかもしれません。ですが、このママ友は日中もダラダラと仕事をしたり、任された仕事を新人に押し付けたりしていました。
そんなこともあって、不公平に感じる人が増えていきました。
お先に失礼しますも言わないママ友
一度や二度であれば、致し方ないとも思うのですが、そんなことが何度も重なるんです。
しかも、おかしなことに、彼女は帰り間際に、何も言わずに突然退社していってしまいます。
せめて、「お先に失礼します!」くらい言えばいいのに、といつも思っていました。
途中になっている仕事も引き継がず、逃げるように帰ってしまうのです。
工場長はママ友よりも若い人でキツく言えない様子
上に立つ人物は、ママ友よりも若い男の人です。
とても優しいので、彼女にキツくは言えないようでした。見て見ぬフリ、をしていました。
ですが、そんなある日のことです。こんな噂が工場内に立ち込めたんです。
その噂とは、彼女の息子くんが、息子くんの友達とともにランドセルを放り投げ、
公園で元気に走り回る姿が目撃された、とのこと。
ちょうどその日は、ママ友が「子供が熱を出したので帰ります」と言って残業を断った日でした。
そんなことがあってから、他にも元気な息子くんの目撃情報が寄せられました。
そして、彼女が嘘をついているということが社長の耳に入り、彼女は残業拒否理由や普段の勤務態度を追求されていました。やがては、職場に居づらくなり、自ら退職していきました。
オオカミ少年ならぬ、オオカミママ友の末路でした。
ltnライター : サンマ雲