「お金がない」ばかりの夫。何が原因?
私の夫はサラリーマン。給料は少ないですが、私も正社員で働いているので家族4人が何とか生活できている状態です。夫が自由に使えるお小遣いもそれなりに渡しているつもりです。お酒もタバコもギャンブルもしない夫にとっては、十分な金額のはずでした。
しかし夫の口癖は「お金がない」「お小遣いが足りない」など、お金の愚痴ばかり。中途入社の夫は確かに年収は高くありませんが、なぜそんなにお金が足りないと言うのかと不思議に思っていました。
お金のない理由は不倫だった!
不審に思った私は、ダメなことだとはわかっていましたが、夫のスマホを見てしまいました。するとある女性と頻繁に連絡を取っていることがわかり、メッセージの内容から不倫を確信。探偵事務所に依頼をして不倫の証拠を集めることにしたのです。
調査の結果、夫の不倫相手は年上のシングルマザーで、彼女の子どもにいろいろな物を買ってあげていることがわかりました。どうやらその女性は、夫の勤務先の社長の娘らしく、関係は2年以上続いているよう。今まで家族を欺いてきた夫に嫌気が差した私は、離婚を覚悟で反撃開始しました。
社長が平身低頭の謝罪
探偵事務所の調査結果が出揃ったところで、私は相手の女性の父親、つまり夫の勤務先の社長に話をすることにしました。最初は疑っていましたが、言い逃れのできない証拠に社長も平身低頭の謝罪。示談にしてほしいという社長に対し、離婚を考えているため慰謝料を請求することを伝えて、私は会社を後にしました。
自宅で夫の帰りを待っていると、夫は落ち込んだ様子で帰宅。社長からこっぴどく叱られたこともそうですが、私が不倫を知りながらも普通に接していたことや、会社へ乗り込んでいったことが大きなショックだったようです。
バカ夫の言い訳
相手の女性はシングルマザーで、就職に困り父親の経営する会社で働いていたそうです。言い寄ったのは夫の方からで、女性の子どもと一緒に出掛けたり、欲しいものを買ってやったりとかなりご機嫌取りをしていたとのこと。
「一生懸命頑張っている女性を助けてあげたかった」の一点張りでしたが、あんなにお金がないと騒いでいた原因はお粗末な不倫……もはや夫に対して愛情を感じることはできず、離婚をすることを伝えて実家に帰ることにしたのです。
サレ妻の意地を知れ!
離婚に際して、私は夫だけではなく相手の女性にも慰謝料の請求を行いました。結局は父親である社長が払ったのかもしれません。女性は社長にこっぴどく叱られたものの、そのまま会社に残って働いているそうです。
元夫は社長の逆鱗に触れたため、地方の営業所へ異動。子ども達にも嫌われてしまい、一人ぼっちで寂しく暮らしているそうです。
どんな魂胆があったのかは知りませんが、いずれにせよ私の反撃は成功! 今では子ども達と心穏やかな日々を過ごしています。
ltnライター:RIE.K