私の姑はとにかくハッキリとものを言う人。しかしそれは時に非常識でもあり、人を傷つけることを平気で言うことが多々ありました。許しがたい一言を発した姑に私たち夫婦が下した決断をご覧ください。

言いたいことを言う非常識な姑

私の姑は、とにかく言葉がキツイ人です。ただ問題なのは、ハッキリとものを言うことが美徳だと思っていること。時には悪口と思えるようなことを本人に言うのは日常茶飯事で、私に対しては特に暴言の数々を浴びせてきていました。

それでも夫の母親ということで我慢をしてきた私ですが、ある日とんでもない暴言を姑に言われることになるのです。

人間として言ってはいけないこと

私たち夫婦には2人の息子がいます。次男は生まれつき障がいがあり、専門医と協力しながら子育てを行っています。私の両親は手放しで可愛がってくれるだけではなく、育児にも協力してくれていますが、姑は我が家の息子、特に次男に関しては障がいがわかってからは無関心の状態でした。

次男が保育園の年中の頃、園の発表会で撮影した動画を義実家に見せる機会がありました。舅は「頑張ったなぁ」と次男を褒めてくれましたが、姑は驚くような一言を発したのです。

自分の孫なのに

あろうことか、姑は次男の発表会の様子を見て「何、この子。全然セリフが言えてないじゃない」と言い放ったのです。

確かに他の子と比べれば言葉もたどたどしいのは事実です。しかし仮にも身内の人間が次男の障がいをそんなふうに言うとは考えられなかった私は、本当に大きな衝撃を受けました。何より次男の受けたショックは計り知れず……。そして話し合った私たち夫婦は、義実家との付き合いを断つことに決めたのです。

自業自得

義実家との付き合いを断ってから数年後、何があったのかは不明ですが、舅と姑が離婚することになりました。舅は仲の良かった義弟夫婦の家に行くことになったそうですが、姑は行くところが決まりません。家も舅が処分することにしたらしく、姑は私の夫に泣きついてきました。

「M君(私の夫)は長男なんだから、私の面倒を見る義務がある。」と言い出したのです。しかし次男のことで夫も怒り心頭だったため、一緒には住めないと申し出を拒否。姑は「過去のことは水に流しましょう。大人なんだから。」とこれまた驚くような言い訳をしましたが、私も夫も手を差し伸べることはしませんでした。

暴言姑のその後

自分の子ども達にそっぽを向かれた姑は、その後自身の姉に泣きついて、一緒に暮らしているそうです。夫のところへ一緒に暮らしている叔母から連絡が来たときには、「毎日毎日恨み言ばかりを言っているので、いい加減嫌気がさしている」と困惑していたそうです。

自分の言いたいことを考えずにズケズケとものを言う……本人はストレスが溜まらないので良いかもしれませんが、周りはたまったものではありません。子どもや孫にそっぽを向かれた姑の老後は、さぞかし寂しいものになっていることでしょう。

ltnライター:RIE.K