幼なじみにいつも見下され……
友人のA子にはM美という幼なじみがいます。
2人は実家が隣同士で、物心ついたころから姉妹のように育てられました。
しかし、M美は子どもの頃からいつもA子のことを見下して馬鹿にしてきます。大人になってもそれは変わらず……。
彼氏ができて喜ぶA子にも、M美は平気で「あんな男のどこがいいの? スペック低すぎ(笑)」と悪口を言ってきました。
2人はそれぞれの道を歩むことに
当時、A子の彼氏はラーメン屋の店員。
一方、M美の彼氏は一流大学卒で大手証券会社勤務のエリート。
「男は学歴と収入が1番重要!」と信じてやまないM美は、最高の相手を手に入れたと思っていました。
そして、ラーメン屋で働くA子の彼氏を、「ラーメン屋とかありえない! 将来性なさすぎ~」と馬鹿にしていました。
その後、2人はその彼氏と結婚し、それぞれの道を歩むことになりました。
しかし数年後、予想外の展開に?!
対照的な相手を選んだA子とM美。
M美は「A子よりいい男をつかまえたんだから、私のほうが幸せになれるに決まってる!」と勝ち誇っていました。
しかし数年後、2人の人生は思わぬ方向に進むことになります。
A子の夫は地道にラーメン屋で修行を続け、ついに念願の独立!
開店したラーメン屋はまたたく間に人気店に。テレビや雑誌の取材も後を絶ちません。
影で自分も努力しつつ夫を支えていたA子は今、夫の店のSNSを運用しながら、自らはレシピ本を発売するなど、あらゆる方面で成功しています。
夫婦仲も良好です。
一方、M美の夫は結婚の翌年に突然退社してフリーランスになったものの、株で大負けして住んでいたマンションを手放すほどの窮地に。
さらにそんな状況にも関わらず不倫していたことが発覚!
夫婦仲は壊滅寸前ですが、自分は何もせずに相手に頼りきっていたM美は資格も職歴もなく、自立できずにいるんだとか。
まとめ
自分自身ではなく「相手の」スペックやお金をアテにしていると、相手に裏切られたときに自分は空っぽだったということに気付くことになります。
そして、狭い世界で人と比べて勝ち誇ったつもりでいると、いつのまにか身動きが取れなくなってしまうのかもしれませんね。
ltnライター:藍沢ゆきの