ママ友の食事会で幹事に選ばれた!
友人のA子は、ママ友の食事会の幹事に選ばれてしまいました。
日程を調整したり、予算を考えながらお店を選んだりと、幹事はやることが多いもの。
人数が多いと、食物アレルギーや、苦手な食べ物の有無にも気を使わないといけません。
食べられない食材があるママ友が何人かいたので、細かい好みを指定できないコース料理を避けることに。
参加者のママたちと料理はアラカルトにしようと話し合って、予約を入れました。
予約内容が違う!?
食事会当日、お店を訪れたA子は、店員からの言葉に耳を疑いました。
アラカルトで予約したはずなのに、コース料理に変更されていると言うのです。
しかもコース料理の価格は4,000円と、予算オーバー。
「何が起きた!?」とパニックを起こしていると、ボスママから声をかけられました。
「このお店はコースがお得なのよ。私が変更しておいたの」と得意げに言うボスママのY美。
なんと、Y美が勝手に予約内容を変えていたのです。
すでにコース料理が用意されていたため、キャンセルは不可。
A子は半ギレになりながら、ママ友たちに謝罪してまわりました。
不満だらけの食事会に
食事会がスタートすると、案の定、食べられないメニューが登場して不満を漏らすママ友が出てきました。
メイン料理を食べられないのは、さすがにかわいそう。急遽料理を追加オーダーして対応しました。
不満が渦巻く食事会も、何とか終了。
ところが、最大のトラブルは最後にやってきました。
追加した料理を誰が負担するかで、揉め倒したのです。
「食べた人が払うべき」「勝手に予約を変更したY美が払うべき」「みんなで折半しよう」など、意見が紛糾。
「幹事に責任がある」「お店も悪い」と、A子や店員にまで飛び火しました。
災い転じて福となす!?
揉めに揉めた結果、全員で折半することになりましたが、大幅な予算オーバーに文句をつけるママ友が続出。
Y美にも「あなたの段取りが悪いからよ!」と文句を言われてしまいました。
A子はベッコリ凹みましたが、労いの言葉をかけてくれるママ友もいました。
この出来事がきっかけで、A子は付き合い続けるママ友と疎遠にするママ友を選別することに。もちろんY美は疎遠組。
「災い転じて福となす」という言葉もありますが、A子はトラブルから信頼できるママ友を作ることに成功したのです。
ltnライター:愉子