頼りにしていた旦那さんが、ある日突然亡くなったら露頭に迷ってしまいますね。そんなとき身近なひとが優しく接してくれたら、弱っている心は軽くなります。今回は、突然旦那さんを亡くしてしまったとき、お義母さんが優しく接してきてくれたお話を筆者の知人から聞きました。どんな結末が待っているのでしょう。
ある日突然夫が亡くなった
A子のもとに警察から連絡が入ったのは、1年前のことでした。
「旦那さんが交通事故で亡くなりました」
突然の連絡に頭が真っ白になるA子。
すぐに実家や義両親に連絡。
旦那さんのお葬式が終わり、仕事と育児に頑張るA子でしたが
ふと寂しくなり落ち込むことが、たびたびありました。
そんなとき、義母は優しくA子に接してくれ
仕事が忙しいときは、率先して子守りもしてくれていました。
「ありがとうお義母さん」義母は心の支え
お姑さんなのに、実母より頼りになる義母。
(お義母さんだって、実の子が亡くなり悲しいはずなのに、本当に申し訳ない)
義母を見て、落ち込んでいる自分を奮い立たせたこともあったそうです。
そんな義母が豹変したのは、旦那さんが亡くなって3ヵ月が過ぎたころでした。
義母が私に優しく接したのは、このためだったのか!
仕事が休みの日、義母はA子の知らないひとを連れてきました。
義母「A子さん。今日は私の尊敬するひとに来てもらったの。少しお話しできる?」
A子は、義母の大切なひとだったので、丁寧に接することにしました。
しかしこのとき、A子は義母のたくらみに気づいてしまいます。
心が弱っている私に、宗教の勧誘をしてきた義母。
義母は、親切心でA子に自分が入信している宗教を勧めてきたのかもしれません。
しかし結婚する前【義母が入信している宗教には入らない】と、A子は約束を交わしていました。
2人にはすぐに帰ってもらい、A子は情けなくて泣いたそうです。
それから義母は、A子が入信しなかったことを不満に思ったのか、距離をとられるようになりました。
信頼していた義母への気持ちは、簡単に崩れてしまいましたが、
A子は、頼れるのは自分だけだと覚悟を決めました。
それからのA子は、子供たちと強く楽しく暮らしています。
私は、A子の逞しさにエールを送りたいです。
ltnライター:立花彩夏