作者の知人の話です。私と同い年の彼女は容姿がよく、おしゃべりも上手。
人とのコミュニケーションも円滑でトラブルもなく、人生を謳歌してきました。
ですが、ある日、パパ活にハマってしまいました。短時間でいいお金になるため、
他のバイトやパートの仕事をするのが馬鹿馬鹿しくなってしまったと嘆いていました。
おじさんにブランド物を貢がせてニコニコしていた彼女ですが……。

最初は真面目に働いていた

最初は、スーパーのレジ打ちや、工場内作業など、肉体労働をしていました。
時にはテレフォンアポインターなどの事務仕事もしていたんです。
そんな感じで生活費を頑張って稼いでいたのですが、ある時、
そんな生活が馬鹿馬鹿しくなったんです。

簡単にお金が手に入るパパ活に目覚める

テレビや、友達が、パパ活なるものを私に教えてくれました。
貴女は美人だしスタイルもいいから、パパ活で簡単に稼げると言われたんです。

ものは試しでやってみたら、ちょっとおじさんと会話や食事をしただけで、お金がもらえました。
そんな毎日に、普通に働くのはもうやめようと思ってしまったんです。

調子に乗って高いモノをねだってしまった

気前の良いおじさんが多く、お金にも余裕があるようでした。
欲しいものはなんでも買ってくれたんです。ブランド物のバッグを何個もお願いして、それを質屋などで換金して生計を立てていました。

ただ、残念ながら、貯金はできませんでした。
苦労して得たお金ではないために、
まあ、いいか! と外食してしまったりして、当時はお金が貯まりませんでした。

ある日、パパに見切りをつけられる

いつも、かわいいね、綺麗だね! と褒められていたので、完全に調子に乗っていました。
そんな生活がずっと続くと思っていたんですが、ある日、パパにこんなことを言われてしまいました。
「たまには買ってあげたバッグを持って来てよ」
せっかく買ったのに、使っているところを見かけないのでは、パパとしても買った甲斐がなかったのでしょう。

「あ、えーっと……」適当な返事をして、その場は誤魔化しました。
しかし、どうやら買ってもらったモノをはじから現金化していたのがバレていたみたいで、私のパパ活はうまくいかなくなってしまいました。

今でも、染み付いた贅沢な習慣は抜けずに苦労しています。甘い話に気軽に乗ると、後で大変な目に遭うものだと感じた出来事でした。

ltnライター:サンマ雲