子どもを持つと誰しも一度は悩むであろう、騒音トラブル。今回はそんなトラブルに振り回された、筆者の友人Oさんのエピソードです。

3人の男の子ママのOさん

Oさんは7歳、5歳、2歳の3人の男の子を持つママです。下の子がお腹の中にいるときに、男の子だと分かった時点で戸建てへの引越しを決意していました。

というのも、上の2人でさえも騒音トラブルに悩んでいたからです。
夕方から寝かしつけまでの数時間でさえも、子どもたちの走り回る足音でアパート内では騒音トラブルの家として扱われていました。子どもに何度注意しても走り回ることはやめないので、いつも謝ってばかりの肩身の狭い思いをしていたのです。

いざ、新築戸建てへ!

下の子が生まれてから2年が経ち、やっとの思いでアパートから新築の戸建てを購入して引っ越しました。

「これでもう騒音トラブルとはおさらばだー!! 子どもたち! 好きに走り回っていいよー!」と、アパートでは我慢させていたお家遊びもたくさんやらせてあげることができて、Oさんも大満足していました。

回覧板に「騒音被害報告」! まさか! うち!?

引っ越してから2ヶ月が経ったころ、自治会の回覧板が届いて見てみると、中には「騒音トラブルについて」と書かれた手紙が入っていたのです!

え! まさか! うちなの!? と身構えたOさん。お手紙には「生活音の大きさに悩まされているご家庭がいると報告がありました。音量等適切に調節いただきますようお願いいいたします。」という風に、名指しの注意ではなく全体への注意喚起のお手紙でした。

お盆休みから帰宅すると、「うるさいのよ!」

夏休みのお盆の時期には家族全員で実家へ帰省していました。自宅に帰ってくると、夜遅くにピンポンが鳴りました。玄関に出ると、「夏休みかもしれないけど、もう少し静かにしてもらえないかしら? 昨日なんて車が事故を起こしたかのような大きい音が響いてきたわよ!」と、Oさんの家の裏に住む人が苦情を言いに来たのです。

「すみません、今日までの2週間、家族全員不在にしていたのですが……」と告げると、住人は驚いた顔をして「あらそうなの!? じゃあどこからなのかしら……」とOさんに謝りながら帰宅していったのでした。

後日、騒音を出している家が判明しました。なんとOさんの向かいの家だったのです!

Oさんのお向かいさんは中高生の男の子がいるお家で、男の子たちが家の中に集まってSNS用の動画撮影をしていたのでした!

なぜかOさんの家には音が響かず、裏の家にだけ響いていたので、Oさんの家だと勘違いされていたのでした。

そしてその数日後にはお向かいさんの騒音がOさんの家にまで響いてくることになり、別の騒音トラブルに悩まされる日々が始まってしまったのでした。

ltnライター:南さおり