今回は、友人から聞いた「子供に厳しいモラ夫」をスカッと撃退したという話をご紹介します。エラそうな教育パパには、隠された過去が……?

夫と息子の3人家族

私は夫と小学3年の息子との3人家族。専業主婦をしています。そろそろ働きに出たいのですが、夫は子供が帰ってきたときに母親が家にいて宿題をみてやってほしいと言って外へ働きにでるのを了承してくれません。

そんなに生活に困っているわけでもないのでいいのですが、ずっと家にいると息が詰まるんです。というのも……

息子の誕生で教育パパに変身

夫はもともと子供好きで、結婚前は義兄の子供たちとも楽しそうにわいわい遊ぶ姿も見ていましたし、将来子どもができても大丈夫だろうなと思っていました。

しかし、我が子となると違うらしく、男の子が生まれた瞬間、将来しっかり稼げるような道を歩ませてやらないと! と急に本気モードに。
会社の上司や先輩に話を聞いたり、本やネットでさまざまな情報を収集し、教育にかかる資金なども細かく計算。
絵にかいたような教育パパに変身しました。

子供が小さい頃は良かったが……

私はどちらかというと、人様に迷惑をかけず、健康で元気に育ってくれればそれでいいという考えだったので面喰いましたが、全く子どもに興味を持たないよりはいいかと子供が小さいうちは夫の好きにさせていました。

しかし、子供が大きくなるにつれ、子供にも自我が芽生えていう事を聞かないこともでてきました。けれど夫はいつも頭ごなしに否定して言う事を聞くようにうまく持って行くんです。

子供を頭ごなしに否定する夫

「〇〇くんが持ってるようなゲームがほしい」といえば「そんな役に立たないものはいらない」、「漫画家になりたい」といえば「それでは将来食べていけない」など、まだ小学3年生の息子に対しても頭ごなしに否定。

子供時代の夢なんだからそんなにキツい言い方で否定しなくてもと言っても、「これは息子のためだ! 俺も小さい頃は遊びもせず勉強ばかりしていた。俺の言う通りにしていれば幸せになれる」と話す夫。

このままエスカレートしそうで悩んでいたら、タイミングよく義母から連絡があり、少し相談してみたんです。すると……

義母に相談してみると……

「あの子がそんなエラそうな事言ってるの!? いいもの送るから楽しみにしてて~」そう話した義母から送られてきた箱の中には、夫の子供のころの文集や写真などが入っていました。

文集には、「竹下通りでスカウトされて、かわいいアイドルと結婚して金持ちになりたい」など思わず笑ってしまうような内容ばかり。
自分で書いたと思われる変なキャラの漫画やゲームなど盛りだくさんで、帰ってきた夫に見せると大慌てで奪おうとしてきましたが後の祭り。

「パパゲーム沢山持ってるじゃん!!」「自分は中学や高校までこの調子で、エラそうな事言えなくない?」というと、さすがにそれ以降あまりエラそうに言ってくることはなくなりました。
お義母さんにはあとでお礼の連絡を入れておきました。

ltnライター:karira