つり革を掴む余裕もないほど人であふれかえっている満員電車。見知らぬ人と密着状態になり、立っているのもやっと。体力だけどんどん削られていく満員電車内で、譲り合いの精神のない女性に遭遇してしまいます。筆者の知人A子の電車トラブルエピソードをご紹介します。

満員電車に乗って出勤している会社員

会社員のA子はいつも満員電車に乗って出勤しています。朝から精神的にも体力的にもキツイ通勤でしたが、それ以外に出社できる方法がないので泣く泣く電車に乗っていました。

場所ばかり取る迷惑おばさんに遭遇

あるとき、いつも通り人混みがすごいなかで、両隣に荷物を置いてドスンと座っている女性に遭遇します。

周囲の人も気づいており、迷惑そうな視線を向けているが、無視を決め込んでいる様子。

たまたまA子がその女性の前に立つことになり、「みんなキツイ思いしてるのに、足も組んで悠々と座るなんて……」とだんだんイライラしてきたので一言物申すことにしました。

声をかけると逆ギレされてしまう

「混んでいるので荷物は上に置くか、抱えていただけませんでしょうか?」と声をかけるA子。

しかし、「若いんだから立ってなさいよ!」「私が先に座っていたのに文句言うわけ!?」と逆ギレされてしまいます。

あまりの大声に周りもびっくりしてこっちを見ており、嫌な注目のされ方にA子はへこんだそうです。

嫌な思いをしていたら、可愛い救世主が!

「朝から嫌な人に出会ったな」と悲しくなるA子。

すると近くにいた5歳くらいの男の子が「でも、おばあちゃんだけの電車じゃないのにねえ」「僕だって座りたいのに我慢してるのになあ」と大声でお母さんらしき人に話しかけるではありませんか。

その言葉がまさにその通りと思ったA子や周囲の大人は思わずクスっと笑い、女性は顔が真っ赤に。

「どけばいいんでしょ!」とちょうど電車も止まったので、女性はそそくさと降りて行きました。満員電車でも、お互いに気持ちよく過ごせるように思いやりを持ちたいですね。

ltnライター:一瀬あい