受験生の親は大変
Aさんは娘が受験生になり、親として一生懸命サポートをしていました。夫も「できる限り協力するよ」と言ってくれており、夫婦で一枚岩となり娘のことを応援していたのです。
特に夫が頑張ってくれていたのが塾の送迎。週5で塾に通う娘の送迎をメインでやってくれていて、娘もAさんも助けられていました。
「今日は私が送迎やろうか?」
Aさんが送迎をやろうとしても、夫は自分がやると言い、週5日夜遅くに送迎を続けてくれていたのです。
ウソでしょ……? 友達からの情報
ある日、Aさんは友達から「話したいことがある」と呼び出されました。すると、友達はAさんの夫が不倫をしているのではないかと話し始めたのです。
信じられないAさんでしたが、よく話を聞いてみると確かに友達が見たのは夫のようでした。友人が夫を見たという時間は、娘が塾に行っている間。塾の近くのエリアにあるラブホテルから出てくる夫と若い女性を友人はたまたま目撃したのです。
そういえば夫は娘の送迎の間、一度家に帰るのは面倒だからと帰ってきません。その間、何をしているのだろうと思っていたのですが、不倫をしていたとはまったくの予想外でした。
送迎よりも不倫がメインでした
その日の夜、夫はいつも通り娘の塾の送迎をしようとしましたが、Aさんはそれを止め自分で娘を塾まで送っていきました。
「話があるから待ってて」
戻ってきたAさんは夫を問い詰めます。すると、夫は素直に不倫の事実を認め謝りました。娘が塾に行っている間の2時間で、仕事の部下と不倫をしていたと言うのです。
許せない! 娘の大事な時期なのに
「すまない。もう二度としない!」
素直に謝られたからといって許せるものではありません。娘が塾で勉强を頑張っている間に、どうしてそんなことができるのだろうと思うとAさんの怒りは鎮まりません。
一緒に娘を応援してくれると思っていただけに、裏切られた悲しみは何倍にもなりました。
頭は混乱していましたが、娘の塾のお迎えに行かねばならず話は中断。とりあえず何でもなかったフリをして日々をやり過ごすことになりました。
Aさんは大切な娘の大事な時期に、離婚を決断することはできないと語りますが、夫のことは一生許せないと言います。受験が終わったら、夫との関係をどうするか決めたいそうですよ。
ltnライター:安藤こげ茶