フリーターのA男さんは、天職に出会えた友人を羨ましく思っていました。ところが……。
まさかの展開に、ドン引き確定です……!
フリーターの俺。輝く友人が羨ましい!
やりたいことが見つからず、フリーターで働くA男さんのお話です。
ある日高校時代の友人から連絡があり、久しぶりに食事へ行くことになりました。
友人は高校卒業後、介護福祉の専門学校へ。
卒業後はデイサービスで働いていて、毎日忙しそうでした。しかし……。
「本当に楽しい。俺の天職だと思う!」
そう言い切る彼を尊敬し、また同時に羨ましくも思っていたのです。
そんな友人と久しぶりに会ったのですが……。
どんどん変わる友人。俺も変わりたい!
友人の風貌が、かなり変わっていて驚きました。
以前はぽっちゃり体型のスポーツ刈りで、いかにも優しそうな雰囲気だったのですが……。
かなり痩せてスーツをビシッと着こなし、まるでやり手の営業マンのように。
そんな変化も会話のネタとなり、2人は大盛り上がり!
そして友人は、
「実は俺、起業する事にしたんだよ!」
そう自信満々に言い出したのです。
仕事内容は「販売の仕事」と言っていたのですが、フリーターであることを気にしていたA男さんと意気投合!
なんとA男さんが、日雇いで友人の仕事を手伝うことになったのです。ところが……。
お前がこんな事をするなんて……。あまりの出来事に大ショック
当日指定された所へ行くと、薄暗く人通りが少ないビルでした。
案内された部屋に入ると、なぜか高齢者がズラリと並んでいたのです。まさか……!
友人「今回紹介する商品は~コチラ! 格安で~~~」
スーツ姿の若い男性達が、張り付いたような笑顔のまま手際よく冊子を高齢者たちに配ります。
最初は不安そうな高齢者たちも、どんどん話を聞き入るようになり……。
そう、友人が始めたのは高齢者を狙った悪徳商法だったのです……!
それに気が付いたA男さんは、正直に「これは悪徳商法では?」と友人に言いました。
しかし友人はあっけらかんとして……、
「これを、この値段で欲しがる人に売るだけだよ?」
とニッコリ微笑んだのです……。
高齢者相手の仕事が天職だと言っていたのに、まさかこんな事をするなんて……。
さすがにドン引きしてしまい、それ以来友人とは縁を切りました。
今、彼がどこで何をしているのかは分かりません……。
まとめ
なんとも悲しいお話。友人はどうしてこうなってしまったのでしょうか……。
ltnライター:Yukky111