専業主婦をバカにしてきた夫が主夫デビュー。半年後に夫が放った言葉とは……。友人から聞いたエピソードをお伝えします。

独身感覚の夫

友人のエリ(仮名)が結婚3年目、2歳になる子どもと旦那さんと3人暮らしをしていた頃の話。
出産後からエリは、ずっとワンオペ育児で、目まぐるしい日々を送っていました。
落ち着いたかと思うと魔の2歳児の時期がおとずれて、育児に奮闘する毎日だったのだそうです。

一方、旦那は朝出社したら帰りに同僚と飲んで帰ってきたり、「子どもの世話は専業主婦の仕事」と主張して、自宅に早く帰ってきても自分は自室に篭って寝る前までゲームをしていたんだとか。

主婦なんて昼寝付きで楽

旦那が平日に有給を使って会社を休んでいた日のことです。
エリは育児と家事が一段落して、リビングでうたた寝。
すると旦那から一言、「昼寝なんて出来るんだ。3食昼寝付きの毎日でいいな」と言われてしまったのです。
ワンオペで育児と家事を1人でこなすのはけっこうな重労働だということを説明しても、
「俺よりは楽だろ」といわれることに、エリはムカついていたそうです。

専業主夫デビュー

ついに大変さを認めた旦那

旦那は黙ってコクリと頷いたそうです。
ご飯を食べさせるにしても、床は汚しまくるし……
自分の番だと思って食べ始めると「遊んで〜」と甘えられ、怒ると癇癪を起こされる。
子どものお世話をしながら更に家事もきちんとこなすことが、こんなに重労働だとは思わなかった、と。

夫婦で話し合った結果、旦那がまた外で働くことに。
主婦は楽! だなんてことはあれから一度も言わなくなったそうです。

また、帰宅後の子どものお世話も、とても協力的になったそうです。

illustrator : りお
ltnライター:さらら