パートナーからの心無い言葉で傷つけられた経験はありませんか? 今回は筆者の友人が体験した、夫婦こそ“親しき中にも礼儀あり”が身に染みて感じるエピソードをご紹介します。

夫から体型と容姿をイジられる

結婚8年目、3人の子どもがいるA子。

最近、夫から体型や容姿のことを皮肉られることが多く、落ち込んでいました。

特に、いきなりA子のお腹のお肉をつまみ「マジこれブタじゃん! 女捨てたの?」と馬鹿にしてくるのが、嫌でたまりません。

子どもの誕生日会で暴走する夫

ある日、自宅で長男の誕生日会を開いたときのことです。

幼稚園で仲良しの友人家族を招き、楽しくすごしていたのですが……。

酔いが回った夫が、A子に「お前って、芸人の〇〇に似てるよな〜。マジで、そっくり」と冗談めかして言ってきました。

その男性芸人は、体型もかなりふくよかで顔も特徴的です。

なので、友人家族は真顔になりドン引き。

大人だけでなく、子どもたちからも冷めた目で見られているのに、夫は全く気づいていません。

夫に給料明細を叩きつける

しかし、彼の暴走は止まりません。

「性別も違うしさ、俺って男と結婚したのか〜マジ最悪」とゲラゲラ笑いながら、空気を読まない発言を繰り返したのです。

いつものA子なら、こんなとき「もう〜冗談言って。恥ずかしいからやめて!」とその場を取り繕うのですが……。

この日は、A子も我慢の限界に達し貴重品入れから夫の給料明細をつかみ取り「お前の安月給じゃ、綺麗になりたくてもなれねぇんだよ!」とテーブルに叩きつけてやりました。

妻の反撃が大成功!

夫は、妻からの思わぬ反撃に唖然とし缶ビールを持ったまま固まったそう。

すると、無邪気な子どもたちが「長男くんのパパのお給料はね〜……」と勝手に夫の給料を発表。

みんな、くすくす笑い出し「その額じゃ、エステ行きたくても無理よね〜」という声まででて、最後には、夫がネタにされたのでした。

誕生日会以降、夫は“妻を本気で怒らせたらヤバイことになる”と学んだのか、A子の容姿イジりはなくなったそうです。

つい夫婦や家族という親しい間になると、遠慮ない発言をしてしまいがちです。

どんなときもお互いに尊敬の気持ちを持って接したいですね。

ltnライター:広田あや子