つかまり立ちができるようになった我が子
Aさんの子は、つい最近つかまり立ちができるようになりました。
「ちょっと前まで何もできない赤ちゃんだったのに……」
我が子の成長に感動するAさんですが、感動ばかりもしていられません。つかまり立ちができ動き始めた子どもは、目を離したらすぐに危険な行動をしてしまいます。
部屋は子どもにとって危険がないように気をつけていますが、それでも気づくと変なものを口に入れていたりするので少しも気が抜けません。
疲れちゃった……少しうとうと
ある日、子どもが昼寝をしたのでAさんも少し横になりました。Aさんもよっぽど疲れていたのでしょう。すぐにぐっすり寝てしまったのです。
Aさんが目を覚ましたのは、バンバンという何かを叩く音がしたからでした。
目を覚ましたAさんはその音の方を見てびっくりします。なんと子どもがダンボールによじ登り、開いていた窓の網戸を叩いていたのです。
嘘でしょ? 登れるようになってるなんて
Aさんは急いで子どもを抱き上げます。ダンボールは今日届いた荷物で、窓際に一時的に置いておいたものでした。
Aさんが寝ている間に目を覚ました子どもが、ダンボールによじ登って遊んでいたのでしょう。伝い歩きができることは知っていましたが、よじ登れるようになっていたとは思わないAさん。
「もしかしたら、窓から落ちていたかもしれない……」
そう考えるとゾッとして、我が子を抱きしめる力が強くなりました。
子どもの安全を守ろう
子どもはものすごいスピードで急成長します。昨日はできなかったことが今日はできるなんて当たり前。子どもの命を守るためには、気にし過ぎということはないのかもしれません。
Aさんがもっと深く眠っていたら、子どもが窓際にいることに気がつかず落ちてしまっていたかもしれません。Aさんはこのことがあって以降、絶対に窓際には何も置かないと決めたそうです。
どんなに気をつけていても、子どもから少し目を離してしまうことはあります。そうなっても安全な環境づくりをして、子どもの安全を守っていきたいですね。
ltnライター:安藤こげ茶