我が家の前で井戸端会議するママ達
Aさんは夫婦2人暮らし。新婚なので子供はまだいません。
そんな彼女の悩みは、毎日夕方に自宅前の道路に集まってくる近所のママ達……いわゆる井戸端会議です。
Aさんの家は袋小路にあるため、車の通りも少なく、ママ達の集合場所になってしまったのです。
いつも5、6人で集まって「ガハハ」と大声で話すママ達。最初は「楽しそうだな」くらいにしか思っていませんでしたが、毎日続くとAさんはノイローゼに。
またリビングの窓が道路に面していることもあり、常に家の中からはママ達が見える状態。夏は暑くても窓を開けられないばかりか、視線が気になるので、カーテンはいつも閉め切っていました。
子供たちも大騒ぎ→親はおしゃべりに夢中
さらに問題だったのが、その子供たち。親がおしゃべりに夢中の間、好き勝手に道路で大騒ぎしているのです。
三輪車放置で道路を塞ぐのは当たり前。ボール遊びも盛んで、人の家にボールが入ると、勝手に敷地内に入ってくることも。
園芸が趣味のAさん。花をボールで潰され、涙を流したこともあります。
直接「やめてほしい」と注意したい。だけど、近所との関係が悪くなるのは避けたい……Aさんは何も言えず、ただただ我慢の日々を送っていました。
高級車にボールがバーン!
そんなある日、道路で遊んでいた子供たちがざわついていました。
Aさんは気になって外を見てみると、どうやら向かいの家の高級車にボールをぶつけてしまったようです。
その直後、強面の男性が出てきました。
「今まで我慢してきたけど、ここは遊び場じゃないぞ! 親もしっかり子供たちを見てろ!」
叱られたママ達は即・退散。それ以降、Aさんの家の前で井戸端会議が行われることはなくなりました。
難しい道路遊び問題
なかなか理解されづらい、道路遊び問題。
子供の遊び場が減っているという現状もありますが、Aさんの家からは、徒歩1分でボール遊びができる公園があります。
親の都合で道路で遊ばせているのかもしれませんが、そもそも子供にとってはかなりの危険行為です。
また、夜勤・在宅ワークなど、家庭によってさまざまな生活スタイルがあります。できるだけ人に迷惑をかけるような行動は避けたいものです。
ltnライター:はぴまる