子育ての悩みから救ってくれたのは、夫ではなく近所のママ友だった……。今回は、イヤイヤ期に限界を迎えていた友人が神様のようなママ友に救われたというエピソードをご紹介します。

近所のママさんたちと仲良しに

私は結婚して5年。結婚してすぐに新居を建て、今は夫と3歳になる娘との3人暮らし。

私が住んでいるのは10軒ほどの新興住宅地で、ほとんどが子育てファミリー。小さな子供を持つママさんたちとは特に仲良くなり、お裾分けをいただいたりイベントごとに集まったりと、遠い親戚のようなお付き合いをさせてもらっています。

先輩ママAさん

その中に、上は高校生~下は乳児の4人の子供を育てている先輩ママAさんがいます。8歳年上で子育て歴も長く、面倒見がいいのでみんなからも慕われていて、私も子育ての相談をしたり夫のグチを聞いてもらったりと仲良くさせてもらっていました。Aさんは一番下の娘ちゃんと家の前や近くの公園に行って遊んでいることが多く、私の生活リズムと似ていたのでよく一緒に遊んでいました。

イヤイヤ期に突入した娘

魔の2歳児と言われますが、うちの娘も例外なく、1歳半を過ぎたころにイヤイヤ期に突入しました。
口を開けば「イヤ!」「ダメ!」「きらい!」ばかり。どうしようもないことだと思っても、ご飯を食べたくないと泣かれ、服を着せようとしても靴を履かせようとしても自分でする! でも思うようにできずに癇癪をおこして泣かれ……を繰り返しているうちに私も疲れてしまい、夫に相談しても子育てのことは丸投げされていたので話すだけ無駄。
ついには、こんな日々が永遠に続いたらどうしよう……とアリもしない事を考えて少しノイローゼのようになってしまったんです。

子育てに悩み引きこもるように

公園や買い物で癇癪を起こされることもあり、2人で外出するのが嫌になって、次第に引きこもるようになりました。家から出ないので娘はストレスが溜まりさらにイヤイヤが増えるという悪循環。

そんな時、Aさんが訪ねてきました。「最近お外で見かけないから、気になっちゃって」と話すと、私の顔をみてすぐに抱きしめられました。
「しんどかったね。1人でよく頑張ったね」そう言ってぎゅーっとすると、「しばらく自由になりな。たまには1人でリフレッシュ!」と言い、娘を連れて帰って1人になる時間をくれたんです。

窮地を救ってくれたAさん

ほんの1時間くらいでしたが、久しぶりにゆっくりコーヒーを味わい、Aさんが持ってきてくれたちょっといいお菓子を食べて、掃除して、驚くぐらいリフレッシュできました。
迎えに行くと、もっとゆっくりでも大丈夫だよと言われましたが、あんなに手を焼いていたはずの娘に会いたくて会いたくて、少し離れていただけなのに会ったら驚くほど嬉しくて、私にとってすごく大きな1時間でした。

感謝の気持ちは忘れない

Aさんも上の子のイヤイヤ期にはかなり悩んだそうで、私のことを気にかけてくれていたそうです。心配で見に来たら、いつも笑顔の私がやばい顔をしていたので驚いたと笑っていました。
悩んでもどうしようもないこともあるから、そんなときは1人で抱えないで頼ってよね~と言ってくれ、さすが先輩ママと拝みたくなるような気持ちでした。
あの時の感謝の気持ちは一生忘れません。

Itnライター:karira