小学生の夏休み。あくせくしているママの一人が、まさに在宅ワーク中の私です。そんな私のような在宅ワーママの奇跡のようなエピソードをご紹介します。

在宅ワーママのJさん

Jさんは小学生の子を持ち、完全在宅ワークをしているママ。学童を利用していないこともあり、長期休み中の子どもの相手が本当に本当に大変でした。すでに去年の夏休みも「ママー! ママー! ねぇママー!」攻撃がすごくて全然仕事にならず、結局夜中に残業をするという疲れ切った夏休みを過ごしたので、今年はどうしようかと頭を抱えていました。

夏休み前のご近所さんが入居

そんな夏休み直前に、Jさん家の斜め向かいのお家が引っ越してきました。ほとんどご近所づきあいをしてこなかったJさんでしたが、何を思ったのか、その引っ越し当日にお家の前を通ったら家人が外にいたので、「こんにちは〜」と普段ならしないご挨拶をしたのでした。

そうしたらなんと、Jさんの子と同じ年齢の子がいて、すぐに意気投合! 土日に遊んだと思ったら、「平日も遊びに来ていいって言われたよ! 行ってもいい!?」と子どもが言ってきて、願ったり叶ったりです。でも、迷惑じゃないかなぁ……と思ってご挨拶に行きました。

出不精なママさん! 夏休みに誘われた!

ご挨拶に行き、「いつもうちの子が遊びに行ってばかりですみません」と言うと、

「いえいえとんでもない! むしろ助かっているんです♪ 私、外出するのが本当に億劫で……いわゆる出不精なんです。お家にいるのが大好きなんですけど、そのせいで子どもに暇だ暇だと言われてばかりで大変なので、お友達が遊びに来てくれるとすごく助かるんです♪」

と、まさかの言葉に有難いなぁ~と思ったのです。

そうしたら、「もうすぐ夏休みじゃないですか!? 一緒に夏休みの宿題もするって言っているので、毎日でも来て欲しいくらいなんです! いかがですか?」と気軽に誘ってくれました。
引っ越してきてすぐなのに快く招き入れてくれたことに感謝すると、「そんなぁ! 先に招き入れてくれたのはJさんじゃないですか! 一番最初にご挨拶してくれたの、すっごく嬉しかったんです♪ 引っ越し初日にラッキーだなって!」

あの何気無い挨拶がこんないいキッカケになるなんて、こちらこそラッキーだよ……としみじみ思ったJさん。無事、夏休みの危機を乗り切ることができたのでした。

ltnライター:南さおり