「悔いを残さない為にも、週に1回はお袋に会いに行く」と言って頻繁に姑宅を訪れる夫のことを、知人女性はとても尊敬していました。
「近くに寄ったから、私もお義母さんに挨拶しよう!」ある日、そう思い立って姑宅を訪れる知人女性でしたが、そこで信じられない光景を目の当たりにしてしまいます。
今回は親孝行息子の皮を被った、とんでもない夫のエピソードを紹介しますね!
1人暮らしをする姑
知人女性の姑は、要介護3の身体で1人暮らしをしています。
週に3回はヘルパーさんが家事を行い、知人女性も週に1回は顔を出すようにしていましたが、ある日、夫がこんな提案をしてきました。
「お前は子どもの面倒も見なきゃいけないし、お袋の所に行くのは、これからは月1回程度にしよう。その代わり長男の俺が、お袋の所に週1回は泊まるようにするから」
責任感溢れる夫の言葉に、知人女性はジーンと胸を熱くしながら「あなたも、無理はしないでね!」と伝えました。
夫の為に差し入れ
それから夫は、週に1回は姑宅に泊まりに行くようになりました。
「たまには、私も子どもを連れて一緒に行くわ!」と知人女性が切り出すも、夫は「いいんだよ。お袋に会うと、気を使うだろ?」と言って、あくまで彼女を泊まりには誘いません。
ある夜、スーパーで買い出しを終えた知人女性は「夫と姑に、何か差し入れを持って行こう!」と思い立ち、姑宅に向かいました。
姑宅に向かうと、ドアに鍵が掛かっていたのでインターフォンを鳴らすと、姑がドアを開けてくれました。しかし、肝心の夫の姿が見えません。
「夕方に夕飯を食べてから、息子はずっと2階に籠って降りてこないのよ。私は足が悪くて、2階には行けないから、何をしているのかは知らないわ」
姑の言葉を聞き、不信感を抱いた知人女性は、ゆっくりと物音を立てないように2階に向かいました。
全ては不倫の口実
そして悪い予感は的中し、2階の寝室で夫が見知らぬ女性と不倫している現場に立ち会ってしまいました。知人女性の姿を見た途端、夫と不倫相手は真っ青になってフリーズしたそうです。
お互いに夢中の余り、インターフォンには気が付かなかったというのだから呆れてしまいますよね。
夫の真の目的は、姑の介護などではなく、こうして2階に不倫相手をコッソリ連れ込んで夜を過ごすことだったのです。
夫は知人女性に平謝りしましたが、もちろん許せるハズもありません。
これを機に知人女性は離婚を決め、夫と不倫相手の双方に慰謝料を請求し、受取りに成功しました。
「母親思いの良い夫」と信じていたからこそ尚、夫の裏切りは許し難いですよね!
ltnライター:六条京子