自分の身内や親しい友人の中ではいつも以上に強気になる人っていますよね。それだけリラックスしているということなのでしょうが、だからといってそれを武器に誰かを陥れようなんて、大人としてあるまじきことです。
今回は自分のテリトリーで嫁イビリをしようとして返り討ちに遭った姑のエピソードを紹介します。

嫁イビリは自分のテリトリーで♡

友人のA子は数年前に結婚しましたが、地味に困っているのが姑の嫁イビリです。
姑はいつも自分の身内や友人がいる、いわば自分のテリトリー内で嫌味を言ってきたりするので、A子としても大っぴらに反撃しづらく、いつも嫌な気持ちにさせられていました。

舅やA子の夫の前では決して嫁イビリはしないので、夫に相談しても本気で受け取ってもらえず、歯がゆい思いをする毎日だったといいます。

「これ、うちの出来損ないの嫁!」

ある時、A子は姑に呼ばれて婦人会の会合に同席することに。
表向きは地域の清掃とのことでしたが、中高年の女性たちが井戸端会議をしているのが実情でした。

もちろん来るのは姑と長年仲良くしているご婦人ばかり。
案の定、姑は仲良しグループと会話を始めるなり、「これ、うちの出来損ないの嫁なの~」とA子を紹介してきたので、A子は「やっぱりな……」と内心ため息をついたそうです。

嫁のコミュ力が火を噴く!

しかし、本来強気なA子にとって、人前で虐げられ、好き放題言われっぱなしなのは耐え難いことでした。かといって、反撃すると自分の印象も悪くなってしまうし……。

そこでA子が利用したのが、【コミュ力】です。
実はA子は病院の受付で長年パートをしていて、お年寄りの話を聞くのは大得意! その特技を生かして、姑の友人たちに取り入ることにしたのです。

結果、A子の作戦は大成功!
聞き上手な姿勢、絶妙なタイミングでの相槌、ユーモアのある返答……A子はすぐに姑の友人たちの心を鷲掴みにしてしまいました。
最終的に「A子さんって本当に面白くて素敵な人ね!」「またぜひおしゃべりしましょうね!」と大絶賛されて、A子は婦人会を後にしたそうです。

普段の行いも仇になり……

自分のテリトリー内で嫁イビリをしようと思っていた姑は、思い通りに行かず不機嫌に。

しかも後日、婦人会のメンバーにA子の悪口を言おうとすると、「あんないいお嫁さんにそんなこと言うなんて」と逆に非難されたそうです。
普段から人の話を聞かず、自分の話ばかりして辟易されていた姑は自分のテリトリー内にも関わらず、孤立してしまうことになったのでした。

ltnライター:藍沢ゆきの