それってアリ? 「ChatGPT使いたい!」
Aさんが息子のCくんと夏休みの宿題を進めていたときのこと。苦手な読書感想文に取り組んでいたCくんがこんなことを言い出しました。
「お母さん、ぼくChatGPT使って読書感想文書いてみたい!」
Aさんの考えでは、宿題をAIにやらせるなんてもってのほか。それでは宿題の意味がないと考えています。
「ChatGPTにやらせたんじゃ意味がないよ。自分で頑張ってみよう」
【読書感想文のChatGPT使用】夫の考えはいかに
その日、帰ってきた夫に今日あった出来事を話すAさん。もちろん息子の「ChatGPT使いたい発言」についても伝えます。すると、夫から返ってきたのは意外な反応でした。
「これからの時代を生きていく息子には、ChatGPTをうまく使う能力も必要なんじゃないかなぁ」
それはAさんにはなかった考えでした。それも一理あると思ったAさんは、それもやってみようと夫に提案。今日既に頑張って読書感想文を書き終えたCくんでしたが、もう一度ChatGPTを使っても書いてみれば勉强になると考えました。
ChatGPTで読書感想文を書いてみよう
夫が休みの日に夫の指導の元、CくんはChatGPTを使ってもう一度読書感想文を書いてみます。
「〇〇の読書感想文を書いて」だけでは思ったような文章が出てこずに、なかなか苦戦している様子です。
夫が「文字数を指定してみたらどうかな」「小学生が書いたようにしてとやってみたら」と息子にアドバイスをし、何とか学校に提出できるレベルの文章が仕上がったようです。
どちらを提出する? Cくんの決断
「自分の力」と「ChatGPTを頼る」の2通りのやり方で読書感想文を仕上げたCくん。どちらを提出してもいいと伝えたところ、Cくんが選んだのは自分で書いた方でした。
どちらのやり方も勉強になったというCくん。AさんだけではChatGPTを宿題に使用することは許可できなかったでしょう。アイデアをくれて手伝ってくれた夫にも感謝です。
どうするのが正解かはAさんにも答えは出せませんが、これからもCくんが興味を示したことはなるべくやらせてあげたいと考えるのでした。
ltnライター:安藤こげ茶