コスメコンシェルジュとして、化粧品店に勤務する知人女性。
そんな彼女に憧れて、ママ友Sが「私も、そこで働きたいから紹介してよ!」と言い出すではありませんか! しかしSの協調性のなさを見ている限り、とてもじゃありませんが、多くのお客様達と接するコンシェルジュの仕事が務まるとは思えません。
Sの無茶ぶりに困惑する知人女性でしたが、そこで勤務先の店長が、とある対策を打ち出しました。
今回は、困ったママ友の撃退エピソードを紹介しますね!

美しきコスメコンシェルジュ

美人の知人女性はメイクが大好きで、様々なテクニックを駆使して、その美貌をますます引き立てていました。
そんな彼女の仕事は、ずばりコスメコンシェルジュ。高級化粧品を数多く扱う化粧品店に勤務し、お客様達に日々寄り添っています。
「化粧は大好きだし、お客様に楽しんでお買い物してもらうのを目標に頑張るわ!」
そう言って微笑む彼女は、とても眩しく見えました。

エゴイストを貫くママ友

そんなある日、知人女性は子どもの通う保育園のママ友Sから、こんな無茶ぶりをされます。
「あなたの勤務先、化粧品店なんでしょ? いいな~! 私もメイクが大好きだし、そこで働きたい! あなたの力で、なんとか私をそこで働けるように手筈してちょうだい!」
Sの頼みに、知人女性は困惑しました。確かにSはメイクばっちりの綺麗なママ友でしたが、彼女は今までずっと働いた経験がなく、現在も専業主婦として生活しています。
また、Sは自分の美貌に絶対的な自信を持っている為に、他人を見下す癖があり、協調性が欠如していました。
とてもじゃありませんが、そんなSに多くのお客様と接するコンシェルジュの仕事が務まるとは思えません。

店長の作戦成功!

Sの件を、化粧品店の女性店長に相談すると、店長は笑顔で「良い手があるわ!」と言いました。
まずはSを面接の為に店に呼び出し、店長は笑顔で感じよくSに「綺麗な方ですね~! うちの店にピッタリだわ~!」と褒め称えます。すると気分を良くしたSが「私も、そう思って面接に来たんですよ~」と饒舌に語り出しました。
そこで店長は、引き出しの付いたメイクセットを持ち出し、Sにこう切り出します。
「実は、うちの店は従業員全員にまずは、こちらのメイクセットを購入して頂いてるんですよ! 価格は18万円ですが、働く為の初期費用としてお願い致します!」
メイクセットの話が出た途端、Sは真っ青になりました。さすがに働き始める条件として、こんなに高いメイクセットを買うはめになるとは思っていなかったのでしょう。
たちまち「おほほ。や、やっぱり辞めておくわ」と態度を翻し、Sはおとなしく家に帰っていったそうです。
ママ友と余計なトラブルは避けたいもの。妙案を打ち出してくれた店長には、本当に感謝ですね!

ltnライター:六条京子