娘ちゃんの誕生日に来訪した姑。
しかしケーキを2つだけしか買ってこず「ママはお腹が空いてないんですって!」と笑顔で娘に吹き込むではありませんか。
「感じ悪い~」と思いながらも、娘ちゃんの誕生日を楽しい雰囲気で過ごしたいが為に、笑顔でスルーしようと決めた知人女性ですが、そこで娘ちゃんが予想外の行動に出ます。
今回は、知人女性の姑エピソードを紹介しますね!

アポ無しの突撃

娘ちゃんの5歳の誕生日を迎えたある日、知人女性宅にアポ無しで姑がやって来ました。
姑曰く「可愛い孫の誕生日を祝いたいから、ケーキを持ってきたの!」とのことです。
急な来訪に面喰いながらも、姑を邪険に扱う訳にも行かず、笑顔で家に招き入れる知人女性。
しかしこの後、姑の陰湿な嫌がらせを受けることとなります。

虚偽を捏造する姑

有名高級菓子店のケーキを持ってきた姑。しかし箱の中には、ケーキが2つしか入っていません。
面喰う知人女性に対し、姑は笑顔で娘ちゃんにこう言いました。
「ママは、お腹が空いてないんですって! だから、娘ちゃんと私の2人でケーキを食べましょうね!」
もちろん、知人女性は姑にそんなことを言っていません。姑の悪意を感じながらも、この場の雰囲気を壊したくない知人女性は「そうなのよ」と笑顔で嘘をつきました。
しかし、そこで娘ちゃんが意外な行動に出ます。

娘ちゃんの行動に涙……

「じゃあ、ママ。私とケーキを半分こしない? お腹がいっぱいでも、半分なら食べられるんじゃない?」
娘ちゃんの思いがけない言葉に、知人女性と姑は面喰いました。

予想外の展開に対し姑は「いいのよ。娘ちゃんの誕生日なんだから気を使わないで!」と言いますが、娘ちゃんの意思は変わりません。

「ママが食べないなら、私も食べない! ママがお腹が空いてから、一緒に食べるんだ!」と言う娘ちゃんに、知人女性は思わず涙しました。
自分でも知らない内に、娘ちゃんは優しい女の子へと成長を遂げていたのです。

こうなると姑もケーキを食べる訳に行かず「じゃあ、私も食べないでおくわ……」と言って、結局、ケーキを食べずに置いて帰りました。

姑の帰宅後に、知人女性と娘ちゃんは笑顔で仲良くケーキを食べたそうです。
姑の嫌がらせには辟易したものの、娘ちゃんの優しさに救われたこの日を、知人女性は生涯忘れないことでしょう!

ltnライター:六条京子