2歳くらいにやってくるイヤイヤ期。自己主張がでてきたり子供の成長には欠かせない大切な時期ですが、私も対応に困り頭を悩ませた経験があります。今回は、そんな魔のイヤイヤ期を思いがけない人物に救われた……という友人の話をご紹介します。

在宅ワークで子育てをする日々

私はもうすぐ2歳になる娘を抱えながら、在宅ワークをしています。夫は会社員でテレワークも終了して通常の出勤体制に戻りましたので、日中は私と娘の2人きり。
保育園は優先順位が低くて入園できず、幼稚園の年少を迎えるまで在宅で面倒を見ることにしたのですが……。大人しく1人遊びができるはずもなく、細切れで仕事をしているような状態です。

イヤイヤ期到来!

そこにきて、イヤイヤ期に突入したらしく、朝から寝るまでイヤイヤ攻撃が凄いんです。パジャマを脱ぐのもお着替えするのもイヤ、このパンはイヤ、ブロックが上手にできなくて叫ぶなど、ずっとつきっきりで相手をしているような状態に。
なんとか寝かしつけた後に仕事をしようと思うんですが、私も疲れているのか一緒に寝落ちしてしまうことも多く……。仕事の納期に遅れてしまったり、部屋も散らかったままで、やることが空回りしているような毎日にうんざりしていました。

心折れてSNSに投稿

夫は早く帰ってきたときはお風呂に入れてくれることもあるんですが、なんと急遽長期出張が決まってしまいワンオペになってしまったんです。大事な仕事で夫を心配させるわけにもいかないと、大丈夫だよと言っていたんですが。娘と2人きりの時間が2週間目を迎えたころ、限界を迎えた私は、どこかに吐きだそうとSNSに一言「もう無理かも」と載せました。
誰かに同情してもらいたいというよりも、気持ちを吐き出さないとヤバいと思った上での行動でした。すぐに消したんですが、ある人がその投稿をみていたようで……。

駆けつけてくれた先輩に感謝

その日の夜、チャイムが鳴り出ると、なんと以前働いていた会社の先輩が立っていたんです。「大丈夫!? ほら、美味しいもん食べよ」と、両手には大量のデパ地下総菜を抱えた状態で。日中のSNSを見て、一大事だと駆けつけてくれたのでした。
先輩とは仲良くさせてもらっていましたが、出産してからは少し疎遠になっていたので、まさに予想外の電撃訪問でした。嬉しさのあまり、子供のように泣いてしまいました。先輩の優しさが身に染みた出来事でした。

ftnコラムニスト:karira