「今日もよろしく〜」毎日来るTさん
ピンポーン
今日も朝早くから鳴るインターホンの音にため息をつくのは、5才の子どもを育てるAさん。インターホンを鳴らしたのは、同じ幼稚園に通うママ友のTさんです。
Tさんは夏休みに入ってからというものの毎日Aさんの家に遊びに来るようになりました。最初は喜んでいたAさんですが、毎日来られると次第にTさんの訪問が苦痛に感じるように。
ですが、娘は友達と遊べて喜んでいるので、何とか我慢していたのでした。
今度はTさん家で遊ばない?
Tさんはいつも当然のようにお昼過ぎまでいて、Aさんの用意した昼ごはんを食べて行きます。
「いつもごめんね、ありがとう〜」とは言うものの、お金を払ったりお昼を持参してくれたりしたことはありません。
まだまだ続く夏休み。Tさんの訪問が続くと思うとゾッとしたAさんは、Tさんに提案してみました。
「今度はTさんの家で遊ばない?」
Aさんの言葉にTさんが返した言葉は驚きのものだったのです。
クーラー代もったいないから無理!
「え? クーラー代もったいないから無理! お昼と電気代が浮くから遊んであげてるのに、私の家でなんて遊ぶわけないじゃん」
Tさんはクーラー代と昼食代を浮かせるためにAさん親子と遊んでいたという衝撃の告白をしました。清々しいほどの告白を聞いたAさんはびっくりしたものの、Tさんに言い返します。
「じゃあ、遊んでもらわなくていいから今すぐ帰って」
TさんはAさんの言葉を聞き、あっさりと帰っていったのでした。
翌日……また来たTさん
これでTさんと関わらなくて済むとスッキリした気持ちになっていたAさん。しかし、翌日も朝インターフォンが鳴り、Tさんが遊びにきました。
T「暇でしょ? 遊んであげる」
A「暇じゃないの。それに人にクーラーたかるくらいなら遊んでないで働いた方がいいんじゃない?」
Aさんが言い返すと、Tさんは悔しそうな顔で帰っていきました。それ以降は、遊びに来ることがなくなったそうです。常識が通用しないとんでもないママ友もいるものです。気をつけて付き合わなければなりませんね。
ltnライター:安藤こげ茶