久しぶりの夫とのデート。ついでに購入しようとした私の母の誕生日プレゼントの件で、すごく嫌なことがありました。こんなこと言われて我慢できなかったので、しっかりお返しした話です。
お前の母親に興味ない
私の母の誕生日が近かったので、夫と出かけたついでに誕生日プレゼントを買うことにしました。夫にどんなプレゼントがいいか、つい気軽に聞いてしまった私に夫は言いました。
「お前の母親に興味ないし、どうせ会うこともないんだからわからない」
私の母親に興味がないのはいいとして、母親の誕生日プレゼントについて相談もできないのかと、ショックで悲しい気持ちになりました。そんな私に追い打ちをかけるように、夫は言いました。
「適当でいいんじゃない? どうせこれまでに誕生日たくさん来すぎて、うれしくもないんじゃないの?」
夫の母親の誕生日
相談した私が悪かった。私はそう言い聞かせ煮えたぎる怒りを抑えて夫と別行動し、1人で母の好きな料理道具や食器を選びました。そして花を送る手続きをして家に帰りました。
季節は過ぎて、夫の母親の誕生日が近づいてきました。夫は私に言いました。
「俺の母親の誕生日が近いから、プレゼントを用意しておいて」
私が数か月前のあの出来事を、忘れるはずがありません。私は夫に言いました。
「私はあなたの母親に興味がないし会うこともないからわからない」
「適当に何か買ったら? 何回も誕生日が来て飽きちゃってるだろうから」
自分で選んだら?
夫は烈火の如くヒートアップして、私に怒鳴ってきました。
「俺のお袋になんてこと言うんだ!」
華麗なダブルスタンダートに笑いがこみあげてきたので、私はさらに言いました。
「自分で選んだら? 私はそうしたから」
夫はやっと数か月前に自分が言ったことを思い出し、シュンとおとなしくなりました。
親しき中にも礼儀あり。私は夫の両親が嫌いではないけど、夫の態度には許せないものがありました。同じことをされるまで、人に嫌なことをしていると気がつかない夫。今回はしっかりとお灸をすえることができました。
ftnコラムニスト:鈴木まさ美