今回は、マタニティライフを新生活とともに楽しむはずだった友人に起こったトホホなエピソードをご紹介します。
ftnews.jp

社会人2年目で授かり婚

A子は社会人2年目に、授かり婚をしました。

当時は、新生活を迎えるための十分な貯金がなく、互いの両親たちの支援が必要でした。

両家の話し合いで、A子の実家が出産費用、彼の実家は新生活に必要な費用を負担することに。

姑も「家電は全部、うちで用意してあげるわね!」と気前よく言ってくれたのですが……。

新居の家電は……集める?

出産を2ヶ月後に控え、新居に引っ越したA子夫婦。

引越し報告とともに「家電はいつ見にいきますか」と姑に連絡をしました。

すると「遅くなってごめんね。集めるのが大変で〜。今日持っていくね!」と電話がきました。

ん? 集める? と一瞬だけ、不安がよぎったA子。

しかし、聞き間違いかな? とサラッと受け流してしまったのです。

中古の家電に使えないベビー用品!

しばらくすると、軽トラが到着。

荷台には、どう見ても中古の冷蔵庫や洗濯機が載っています。

キョトンとしたまま立ち尽くすA子に、姑は「家電をまるっと買い替えたの〜。これも、まだまだ使えるから大丈夫よ〜」と一言。

なんと義理の家の家電を新調し、A子夫婦にはお古を押しつけてきたのです。

さらに親戚や近所の人に頼み、使わなくなった家電やベビー用品までかき集めてきたとか……。

メーカーも分からない掃除機や、埃だらけのベビーカーがどんどん家の中に運ばれていき、せっかくの新居がガラクタまみれになってしまいました。

実父が姑をスカッと成敗

家電は、壊れているものばかりです。

さすがにA子も我慢できず、泣きながら両親に電話をしました。

すると怒り狂った父が、姑に「家電は全部、新品を揃えてください!」と一喝!

姑は、父の激怒っぷりに腰を抜かしたのか、すぐにA子に「今度、〇〇デンキに行ってなんでも好きなもの買ってあげるね」と電話してきたそうです。

後日、姑と一緒に行った家電量販店では、最新式の家電を選びまくったそう。

その上、A子夫婦に押しつけた家電のリサイクル料金と粗大ゴミの処分代もしっかり姑に請求したのでした。

姑は、少しでも出費を抑えたかったのかもしれませんが、結果的に大損するハメになりましたね。

自分だけいい思いをしようとした天罰ですね!

ftnコラムニスト:広田あや子