夫を装い不倫相手を呼び出し
夫の帰りが遅く出張が多くなり土日も不在にするのでおかしいなと思い、夫のスマホをチェック。夫は不倫をしていました。ショックと怒りでおかしくなりそうな私は、とりあえず深呼吸。
不倫相手とのラブラブ全開のLINEメッセージから、相当長い間不倫関係だったことがわかります。身体の関係についてあけすけに語ったメッセージに嗚咽を覚えながら、相手を特定。相手は夫の会社の部下でした。
不倫相手の苦悩
私は夫の不倫相手と会うことに。夫を装い近くのカフェで待っていると、LINEで伝えました。初めは驚いて引きつった顔をしていた不倫相手は、急に泣き崩れて言いました。
「私はあなたの旦那さんの子を妊娠しました」
「でも、その時にやっと既婚者だと知らされて。会社にも迷惑をかけられないからと中絶させられました」
「私はもう赤ちゃんを産むことができないかもしれません」
不倫相手から慰謝料をがっぽり請求しようと思っていた私は、ショックを通り越して彼女に少し同情してしまいました。コロナウイルスの影響でリモート勤務が始まったあたりに入社した彼女は、雑談ができるような仲の同僚がおらず、夫が既婚者だと知らないまま交際をしていたそうです。
一番悪いのは夫。最低夫への愛は急激に冷めたので私は彼女と結託し、ある提案をしました。
夫は絶対に許さない!
不倫相手は次のデートで夫との楽しい時間を過ごし、その一部始終を写真を撮影。もちろんホテルへ行く決定的瞬間もばっちり捉えました。私は、不倫の証拠写真をたっぷり夫の上司宛で会社へ郵送しました。
夫の会社では大騒動となり、彼女も呼び出され事情を聞かれたそうです。夫はクビか左遷かどちらかを選ぶよう、会社からやんわりと圧力をかけられ左遷されました。
私は今更夫と知らない土地で暮らすなんてありえないと思ったので、私に超有利な条件で離婚を提示。高額の慰謝料をゲットして離婚しました。彼女は夫とのこともあり、会社を辞めるつもりだったそうで退社前に最後に盛大なリベンジに成功。会社を辞めて、新しい彼氏との結婚話を進めると言っていました。
夫は彼女に泣いて縋ったけど、彼女の結婚の事実を突きつけられて捨てられたと風のうわさで聞きました。
ftnコラムニスト:鈴木まさ美