初孫フィーバーな義母
友人のカナ夫妻が第一子を授かったとき、本人たちも待望の妊娠だったのですが、義母にとっても待望の初孫だったそうです。
義母の周りの友達には既に孫がいたこともあり、早く自分もおばあちゃんと呼ばれたいと思っていたのかもしれません。
初孫フィーバーにかかった義母は、まだ妊娠4ヶ月だというのに、赤ちゃんグッズをたくさん買ってきてくれたのだそうです。
おかげでカナ夫妻は、ベビーグッズの大半を早い段階でそろえることができたのだとか。
アドバイス?
ベビーグッズをたくさん購入してくれた義母にはとても感謝しているというカナ。
ある日、赤ちゃんの名前の話になったとき、義母がたくさんの名前の案をだしてきてくれたというのです。
カナは「いいお名前ですね!」「わたしも名付け楽しみなんです」などと無難な会話を義母とかわしていたのだそう。
きっと義母は、名付けのアドバイスをくれているのだろう……このときカナは、そう思ったといいます。
わたしの子どもですよ?
しかし、義母は、会う度に赤ちゃんの名付けに対して自分の希望をいうようになってきたのだとか。
もはやアドバイスではなく、ただの押しつけだな……とカナは感じていたといいます。
カナ夫妻は、しばらくサラッとかわしていたそうなのですが、ついに義母が爆弾発言!
「初孫なんだからわたしに名前をつけさせなさい!」
この発言にはカナもびっくり! 「初孫の前に、わたしたちの子どもだよ?」
カナの旦那がすぐに「いや、名前は2人で考えるから」と素早いフォローをしてくれたので、この日はそのまま帰宅したのだそうです。
大胆発言で撃沈
数日後、義母宅で親戚の集まりがあったらしく、再び義母が赤ちゃんの名付けについて発言をしてきたのだそう。
「◯◯っていう名前が絶対いいからこれにしなさいね!」「漢字もいい意味をもつし、子の幸せを願うんだったら良い名前をつけなきゃ!」「もう名前は決定だね!」
いい加減にしつこい! と思っていたカナは、親戚一同の前で義母を撃沈させることにしたのだとか。
そしてカナは大胆発言!
「いや、わたしの子どもですから! 名付けにこれ以上、口出ししたら孫は絶対抱かせません!」
さすがにこの発言には親戚一同シーンとなったそうです……。
普段は穏やかなカナがこんな態度に出るなんて、よっぽどだったとまわりも思ってくれたことでしょう。
しかし、本人にとっても待望の第一子、名付けを譲るわけにはいかなかったとカナはいいます。
義母はというと、とてもショックを受けていたそうなのですが、周りにいた身内からなだめられ、ようやく落ち着いたのだとか。
義母は自身が孫フィーバーにかかりすぎていたことを改めて反省し、事なきを得たということです。
ltnライター:さらら