「人間は顔じゃない」と言うけれど、「美人は人生がイージーモード」という意見もあります。今回は、美容整形をして人生を変えた筆者の同級生のエピソードをご紹介。美しさをお金で買った彼女は、どんな道を歩んだのでしょうか。
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就活前に美容整形をしたA子

同級生のA子は、地方に住むごく普通の大学生でした。
目をひく美人ではなかったけど、ブスとされる容姿ではありません。
性格はややおとなしめで、ファッションやメイクもシンプルにまとめていました。

A子が美容整形をしたのは、就職活動が始まる前の時期。
就職は人生のターニングポイントのひとつなので、「よりよい条件で就職したい」と考えたようです。

2か月ほど大学から姿を消し、A子はフルモデルチェンジ。
「あれは誰?」と言われるほどの変化を遂げ、周囲を驚かせました。

美容整形後、着々と人生を変化させるA子

整形後のA子は、ファッションやメイクを華やかなものに変えました。
きれいになると自信がわくのか、歩き方も堂々としたものに。
おとなしく地味だったA子はどこにもいません。

彼女は東京で就職活動をし、見事大手企業の広報に就職が決定。
A子はあまり勉強ができるタイプではなかったので、周囲からは「顔採用でしょ?」「整形で内定をとるなんてずるい」とささやかれていました。

彼女はそんな周囲の声を尻目に上京し、都会での暮らしをスタート。
あこがれていた華やかな世界で生きることになったのです。

結婚相手もゲット!

彼女は結婚相手に医者を希望していて、医者との合コンを繰り返していました。
その結果、希望通りに眼科医とゴールイン。
「本当は脳神経外科医を希望していたけれど、これ以上の相手は無理だから妥協した」と言っていました。

なぜ詳しく知っているのかと言うと、筆者が結婚式に招待されたから。
「特に仲はよくなかったのになぜ招待を?」と聞いたら、「整形後に態度を変えなかったから」とのことでした。
平然として見えたけれど、周囲の態度に傷ついていたようですね。

結婚式では定番余興のスライドショーはあったものの、学生時代の写真は当然カット。
不自然さに招待客はザワついたけれど、彼女は動じず、幸せそうな笑顔を振りまいていました。
ちなみに、ご主人は整形済みと知っているそうです。

美容整形で人生を変えるのは善か悪か

「美容整形は反則だ」「自分らしい人生を歩むための手段のひとつだ」など、美容整形には賛否両論があります。
A子は美容整形を武器にしながら、積極的な行動力により人生を成功させました。
行動力がなければ、人生を変えることはできません。
彼女は美容整形により、「美」だけでなく「行動力」も得たのではないでしょうか。

筆者個人は、美容整形を手放しに肯定はしません。
でも、いきいきとしたA子を見ると、人生が明るくなるなら悪いものではないのかも、と感じています。

ftnコラムニスト:愉子