「捨ててあるんだからいいじゃん!」
今回は作者の友人が出会った、とんでもないママ友の話です。普通に考えて、ゴミ捨て場に捨てられた資源ごみってあんまり綺麗ではないと思うんですが、そのママ友はそんなこと気にしない性格でした。
軽自動車で颯爽と現れて、友人が出した資源ごみをそそくさと車に積み込むんだそうです。側から見ても「え、あの人何やってるんだろ?」と思いますよね……

最初は何やってるんだろ、と思いました。

買い物帰りにたまたま見かけたんです。
知り合いのママ友が、ゴミ捨て場から私が纏めた資源ごみを軽自動車に積み込んでいました。声をかけることもできずに、ただ、気持ち悪いなぁとだけ思いました。

主にファッション誌に、少女漫画雑誌でした

うちが資源ゴミとして出したのは、ファッション誌に少女漫画雑誌でした。年頃の娘がいたので少女漫画雑誌も出していました。
私が買うのは、ファッション誌や結婚情報誌でした。娘が買うのは、少女漫画雑誌でした。特に見られて困るものは挟まっていないけど、流石になんか、嫌な感じがしますよね。

何度も見かけ、更にママ友宅の玄関先にあった!

彼女が資源ごみ漁りをしているのを二度三度目撃しました。また、彼女の家に遊びに行った時に、
玄関のなかに私が捨てた雑誌が積み上がっていました。
「この雑誌、買ったの?」と思い切って聞いてみると、一瞬の間がありました。

気持ち悪いからやめてよと告げた

ここはハッキリ言っておこうと思いました。
「それ、私が捨てたやつでしょ。拾ってくるの見たよ。気持ち悪いからやめてよ」と告げました。
すると、彼女は「別にいいじゃん!だって、ゴミ捨て場にあるんだから、あなた所有権放棄したでしょ!」と言う始末。これ以上言っても意味ないな、と思って、もういいやと帰って来ました。

今後の対策として

今後の対策として、読んだ雑誌を最寄りのゴミ捨て場に捨てることはやめました。
その代わり、少し遠いけど、スーパーの駐車場の敷地内にある資源ごみ回収コーナーに持っていくことにしました。
そんなことをして半年ぐらい経過したある日のこと。
彼女が電話で、こんなことを言ってきました。
「もう雑誌買わないの? ファッション誌読みたいんだけど」とのことでした。
私は呆れて「買って読みなよ」とひとこと言って電話を切ったのでした。

ltnライター:サンマ雲