現代、発達障害の子もそうでない子も同じように教育を受けられるよう、充実したサポート制度が整っていますよね。どんな子であれ、健やかな成長のために必要不可欠なのが、母親・父親をはじめとする家族の支えではないでしょうか? しかし、いまだ障害があるからといって差別をする人も中にはいるようで……。
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5歳の息子は発達障害

Aさんには5歳になる息子がいます。幼いころから言葉を発したり、歩いたりするのが人よりも成長が遅く、5歳の誕生日に発達障害と診断されました。

義父母は依然「可愛い孫」と宣言

それまで息子を可愛がってくれていた義父母。Aさん夫婦から発達障害の話を聞くも「可愛い孫には変わりないわ」とやさしい目で息子の頭をなでる義母に安堵したそうです。しかし、あんなことになるとは……。

息子が泣き出した理由とは?

その日の夜、義実家から帰宅したAさん家族。急いで夕飯の支度をしようとしたAさんの手を握り「ママ、ぼく、おばあちゃん、こわい」と息子が急に泣き出したのです。驚きを隠せないまま夫と理由を聞くと、Aさん夫婦の見えないところで急に頭を叩かれたり手をつねられたとの衝撃の告白が! これまで一度もそういったことはなく、今回が初めて。「すごくこわい」「おばあちゃん、いや」と必死にSOSを訴える息子に心が苦しくなったといいます。

まさかの差別発言をする義母

急いで義実家に連絡すると、「発達障害なんて出来損ないじゃない」と義母は態度を一変。昼間とは打って変わり、息子のことをなじってきたのです。義父が義母をたしなめるもあまりにも義母の差別発言が連発し、夫の怒りも爆発。一生息子は義母に会わないことに。
義父は変わらず息子を可愛がってくれており、息子の幸せそうな姿にホッとしているそう。今では、義母も息子に会いたがっているそうですが、「息子がおばあちゃんは嫌いとのことなので」と一蹴しているAさん夫婦。義母がショックを受けた気持ちもわかりますが、のびのびと成長する息子の姿をあたたかく見守ってほしかったですよね。

ftnコラムニスト:一瀬あい