夫をアッシーにする義両親
A子の義両親は、同じ敷地内に住んでいます。
ドアを開ければ、両親の庭が見える。
一緒に生活はしていませんが
プライバシーは半分筒抜け。
車があれば家にいる。
なければ「どこに出かけてたの?」と聞いてくる。
それだけでもA子は煩わしかったのですが
どこに行くのも夫を頼り、夫の車をあてにします。
(まあ、親なんだから仕方ないね)
と夫とも話すのですが、してあげてばかりでお礼もいわれないことに
内心おもしろくありません。
でもA子が一番矛盾を感じていることは……。
甘えるな! 夫は弟夫婦のアッシーじゃない!
弟夫婦が遊びにくるたびに義両親が夫をあてにすることです。
「弟夫婦が遊びにくるんだって。駅までお迎えよろしくね」
当たり前のように義母がいいます。
夫は温厚なひとで、めったに怒りません。
そして、いつものように駅まで弟夫婦を迎えにいきました。
弟夫婦がきたときは、我が家でいつものように夕飯を食べます。
そのとき、弟がとんでもないことを言い出しました。
「いつまでも甘えるな! 車を買え!」温厚な夫が切れた!
弟「兄貴いつも駅まで迎えにきてくれてサンキュー」
「相談なんだけど今度の日曜、〇〇でゴルフコンペがあるんだ。」
「〇〇まで送ってくれる?」
〇〇とは、我が家から近いゴルフ場です。
弟は、家の近くだからいいだろう。くらいに思っていたのでしょうか?
夫「いつも俺をあてにしてたら不便だろ? そろそろ車を購入したらどうだ?」
弟「え~。車は維持費もかかるだろ? 兄貴が車を持っているし俺は不便じゃないよ」
その言葉に温厚な旦那が切れました!
「維持費? シミたれたことをいうんじゃない!」
「いつまでも甘えるな! 俺はお前たちのアッシーじゃないぞ!」
義両親も弟も温厚な夫が切れてビックリ!
弟夫婦は、しばらくして車を購入。
義両親は自転車で買い物にいくようになりました。
普段は温厚な旦那様。
アッシーがわりにされることが、本当は面倒だったのかもしれません。
弟夫婦も義両親も、旦那さんのありがたみが身にしみていることでしょう。
ftnライター:立花彩夏