初めての育児で不安になり、弱気発言をすると
A子は今年、念願の第一子を出産しました。しかし初めての育児は予想外のことばかり。毎日赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいのA子は、次第に「私にちゃんと育てられるかな……」と弱気になっていき、時には涙がこぼれることもあったといいます。
そんなA子に、夫は優しい言葉をかけるどころか、とんでもない【モラハラ発言】を!
「そんなことも覚悟しないで産んだの? 母親ならできて当然でしょ」
「母親の自覚なさすぎ。みんなもっとちゃんとやってるよ」
A子は夫の心無い言葉に、ますます追い詰められていきました……。
先輩ママでもある義姉が訪ねてきて
そんなある日、近所に住む義姉が訪ねてきました。義姉は3人の子どもを育児中の先輩ママでもあります。
夫は義姉の前でいい顔をしたいのか、勝ち誇ったように「姉ちゃんなんて3人も育ててるのにさ、A子は1人だけなのに大げさなんだよ(笑)姉ちゃんからも言ってやってよ」と言い放ちました。
「覚悟ないのはアンタだろうがッ!」
すると、義姉は激怒!!
「覚悟ないのはアンタだろうがッ!」
「父親の自覚なさすぎなんだよ! さっさとオムツ替えな!」
「A子ちゃんが家事や育児してる時にアンタは座るの禁止! 常に『何かやることはないか』探して行動すること!」
と夫に厳しく説教をしてくれたのです。
そして、一通り夫に育児指導をしてくれたあと、A子に「休めるときにしっかり休むのよ。初めての育児なんだから、しんどくて当たり前だからね。みんなそうだから大丈夫!」と心強い言葉をかけてくれました。
以来、モラハラはなくなっていき……
それ以来、義姉は定期的に訪れては夫のことを見張り、指導を重ねてくれました。
義姉によって意識改革された夫は、次第にモラハラ気質も薄らいでいき、積極的に家事や育児をするように。
実際に赤ちゃんの世話をしてみると思うところも色々あったのか、今ではA子のことを労わる言葉もかけてくれるようになったそうです。
まとめ
母親も父親も、親になるのは同時です。「母親だからできて当然」なんて、絶対に言ってはいけない言葉ですよね。早いうちに義姉によって意識を改善してもらえて良かったです!
ftnコラムニスト:藍沢ゆきの