ママ友トラブルの中でも、「突然の無視」はよく聞く話です。私のママ友A菜ちゃんも、突然ママ友S子さんから無視されてしまいました。そこで開き直ったA菜ちゃんが明るく挨拶するようにすると、事態は意外な方向へ…。
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幼稚園役員のママ友から突然の無視…

私のママ友A菜ちゃんは、昨年一緒に幼稚園の役員をしたS子さんからなぜか無視され始めました。恐らく、話し合いのときにA菜ちゃんがS子さんの発言に意見し、A菜ちゃんの意見が採用されたのが原因のようです。話し合い以来、S子さんから無視され続けています。

非常に気まずいですが、A菜ちゃんもS子さんも徒歩通園なので、毎日顔を合わせなければなりません。A菜ちゃんはS子さんに会うと会釈で挨拶していましたが、毎回完全に無視されるので、憂鬱でした。

無視するママ友に開き直って明るく挨拶してみた

ある日、近所のスーパーへ買い物に来たA菜ちゃん。地下駐車場に下りる階段で、向こう側から階段を上ってくるS子さんに気づきました。大して幅のない階段ですれ違わなければなりません。S子さんは一切目を合わせようとしませんが、気づかないふりも不自然すぎます。

そこでA菜ちゃんは思い切って、明るく「おーい。こんにちは!」と手を振って挨拶しました。反射的に顔を上げたS子さんは、面食らった表情に。その日以来、A菜ちゃんは何かが吹っ切れて、幼稚園でも明るくS子さんに挨拶するようになりました。

事態はまさかの方向へ…

A菜ちゃんが明るく挨拶するようになっても、相変わらず無視するS子さん。それでも、自分はきちんと挨拶しているという自信があり、A菜ちゃんは前ほど憂鬱になりません。「相手が誰であろうと挨拶は大切!」と、分け隔てなく明るく挨拶を続けました。

すると、あからさまにA菜ちゃんを無視するS子さんが目立つように。幼稚園のママ友の間で「A菜ちゃんなにも悪いことしてないのに、S子さん酷い」という声が出始めました。さすがにまずいと思ったのでしょう。周囲の声を気にしたS子さんはA菜ちゃんに挨拶を返すように。それからは無視されなくなり、適度な距離感で付き合えるようになったのでした。

一方的な無視は精神的につらいですが、明るい挨拶で乗り切ったA菜ちゃん。子どもにも親としてすてきなお手本を示すA菜ちゃんを、私はとても尊敬しています。

ltnライター:ききた