しかし家に帰ると、姑が不機嫌そうな表情で待ち構えていました。どうやら、家族3人だけで出掛けたことに嫉妬しているようです。
姑がこのように不機嫌なオーラを醸し出すせいで、自然と家庭内の雰囲気も悪くなってしまいました。
「どうして、私達がこんな目に合わなきゃいけないの?」
そう思い涙を浮かべる知人女性。今回は、困った姑エピソードをお届けします!
姑に振り回される日々
いつも自分が1番じゃないと気が済まない、ワガママな姑と同居する知人女性。姑の傲慢さに辟易するものの、良く出来た優しい夫のお陰で何とか持ちこたえられていました。
夫自身、姑のワガママぶりを良く理解しており、常に姑と妻の両方に気を配ってくれていたのです。
「ゴールデンウィークは、お袋も連れて海に行こう! その前日は、お袋に留守番して貰って、子どもも連れて3人でバーベキューに行こうか!」
そう提案してくれた優しい夫に、知人女性は笑顔で「うん!」と答えました。
不機嫌オーラで気分最悪……
姑に留守番を頼み、知人女性は夫と子どもの3人で、大自然の中でノビノビとバーベキューを楽しみました。
「あー! 楽しかった!」
美味しいお肉をいっぱい食べ、大満足の笑顔で帰宅すると、何やら姑の様子が変です。
「あー……。楽しそうで良かったわね……。ま、私は家で1人だったんだけど……」
どうやら姑は、自分だけ留守番させられたことに腹を立てたらしく、ワザと3人を不機嫌な態度で出迎えたのでした。
その様子は見ているだけで不愉快極まりなく、さっきまでの楽しい気持ちも一気に吹っ飛んでしまったといいます。
実の息子にも見放され……
オマケに姑は、明日、行く予定だった海にまで行かないと言い出すではありませんか。
すると普段は温厚な夫が、姑の態度にさすがに憤慨し始めました。
「俺も妻もお袋の為を思って、海に行く計画をしたのに、その言い方はなんだ! それなら俺も、もう2度とお袋をレジャーには連れて行かないから!」
まさか息子がこんなに怒るとは思っていなかったらしく「そんなに怒らなくても……」と慌てふためく姑でしたが、夫の決意は揺るぎません。
これを機に、姑は一切レジャーには連れて行って貰えなくなりました。
自分本位な振る舞いばかりしていると、肉親と言えど見放されてしまうのが真実なのです。
ftnコラムニスト:六条京子