私有地への無断駐車は、道路交通法の適用外なのでなかなか対応が難しい問題です。基本的に当事者同士で解決をしなくてはならないので、困ったという経験をした人もいるのではないでしょうか。今回は、アパートの駐車場に無断駐車を繰り返す若者と警察官をスカッと撃退するお話を紹介します。
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アパートの住民から苦情

Bさんはアパートの大家をしていました。最近アパートの住民から車を停めたいのに停められないと苦情が寄せられたのです。

Bさんのアパートの駐車場は、きっちり線があるわけではなく、家の前などの空いているスペースに好きに車を停めてもらうスタイルです。

そのため、勝手に車を停めて仕事に行ってしまう若者や、警察官がネズミ捕りのために無断で敷地にパトカーを停めることがよくありました。

無断駐車対策を友人に相談

ある日、無断駐車禁止の張り紙をしても効果はなく、いい案はないかとBさんは友人Aさんに相談しました。

そして打開策を考えるために、駐車場の現状を確認しにAさんと一緒にアパートの駐車場へ。するとタイミングよく警察官が敷地にパトカーを停めてネズミ捕りをしていたのです。

するとAさんが警察官に近寄っていきました。

アパートの前で無断駐車を撃退

「君たちここにパトカーを停めるのは許可を取ったのか?私有地だぞ。」と注意をしてくれたのです。

警察官は青ざめて「すみません、とっていません。今すぐどかします。」と。張り紙をしても今まで効果がなかったのに、ペコペコ頭を下げながらパトカーをすぐにどかしたのです。

事の真相とその後

実はAさんは警察官で無断駐車をする警察官の上官でした。その後、無断駐車を繰り返していた警察官はAさんにこっぴどく注意をされ無断駐車をすることはなくなりました。

さらに、警察官が周辺パトロールを強化してくれて見知らぬ若者の無断駐車もなくなったそうです。

アパートの住民以外の対処もしなくてはならず、大家さんの仕事は本当に大変なのだなと思いました。Bさんに心強い友人がいてよかったです。

ftnコラムニスト:夏野ゆきか