義理のお母さん達とランチやディナー。
そこまで聞くとなんて仲の良い嫁と姑! ですが、実際には金銭バトルが繰り広げられていました。最初は平和。でもある時を境に、「たくさん食べたんだから嫁子さんが支払いなさい!」などと言い、またある時は、「あ、年金支給日だったけど、お財布を家に忘れて来てしまってないわ。悪いけど会計よろしく!」なんて言っていつも嫁に奢らせる、タチの悪いお姑さんになってしまったのだそう。
二世帯住宅だけど同居みたいなもの
私たち夫婦は離れに住み、義両親は母屋に住んでいました。食事や洗濯は別です。
お風呂は母屋にしかありませんので、借りにいきます。水道代は折半。
他にガス代なども半分出していました。特段、気を使うことなどないのかもしれませんが、息子がたまに外食したい! と言うので、姑たちを誘ってファミレスや和食料理屋に行くことがありました。
ケチケチ姑
義両親ともにそれなりの金額の年金を貰っている筈なのですが、二人とも良く言えば倹約家、悪く言えばケチ。
ガスや電気代などの請求書と睨めっこし、請求額が少しでも多いと感じようものなら離れに怒鳴り込んできます。
「嫁子さん、これ見てちょうだい! 今月の電気代が異常に高いんだけど、テレビとか付けっぱなしにしてるんじゃないのかい?」続けて、「電気もつけたまま寝るのはやめておくれ!」ときつく言ってきます。
お会計時になるとソワソワする姑
「はぁ…。電気は節約していますし、ガスも必要最低限しか使っていないつもりです」と言い返しますが、あまり解ってもらえていないよう。
電気をつけたままお昼寝しているのは義両親の方なのですが、自分に甘く、他人に厳しいようで困ります。
外食に誘ったときは喜んで付いてきてくれますが、お会計時はソワソワして払う素振りを見せません。
いつも嫁の奢りになっている
天ぷら蕎麦に松茸御膳等々、姑は高いものばかりを注文し、お会計時は払わない。お財布を持っている時でも、「自宅に忘れたわ」としらばっくれて完全に確信犯です。
そんな姑に対して、私は外食時、電子マネーだけを持ち歩くことにしました。「お義母さん、今日は私もお財布を家に忘れてしまいました。お会計どうしましょう?」と言うと、
「なんですって!?」
と素っ頓狂な声を上げて、姑が何度か払ってくれました。
渋々という感じでしたが、こちらばかり支払うのは重荷。お互い演技してて面倒だなと思いつつも、一緒に外食するくらいの仲を保てているので、しばらくは様子を見ようと思います。
ltnライター:サンマ雲