夫の浮気が発覚。味方を求めて向かった先は……
ある日、Aさんは夫の浮気現場を目撃してしまいます。相手は、子供が通う小学校の保護者。ショックを受けながらも、Aさんは休日に現場を押さえ、証拠写真もしっかり確保しました。
いざ夫を問い詰めようとしたAさんですが、「確実な戦力が欲しい」と考え、まずは姑を味方につけるべく義実家へと向かいました。
姑のまさかの発言に、唖然
これまでの事情を話し、姑からも夫に厳しく説得してほしいと頼んだAさん。しかし、姑の口から出たのは、耳を疑うような言葉でした。
「あー、まぁ、そりゃ浮気もするわよねー」
「どういうことですか!? 浮気するのはしょうがないっていうんですか」
絶句するAさんに、姑はため息まじりに追い打ちをかけます。
「だってAさん、家事苦手でしょう? お家もいっつもごちゃごちゃしてるし、お料理だってねぇ……。あんな家じゃ、外に癒やしを求めたくなっちゃうんじゃないかしら?」
なんと、浮気の原因をすべてAさんの家事能力のせいにして、ダメ出しを始めたのです。
(いやいや、だからって浮気していいわけないでしょーが!)と、Aさんが怒りを抑えて震えていた、その時でした。
突然の来客。明かされた姑の「秘密」
姑とこんな会話を繰り広げていると、突然ピンポンとチャイムが鳴り来客がありました。「あら、誰かしら?」と姑がインターホンに出ると、明るい声が響きました。
「こんにちは! 13時にお約束していた家事代行サービスの〇〇です」
現れたのは、家事代行スタッフ。驚くことに、そのスタッフは義実家の合鍵まで持っていました。
「今週もよろしくお願いします!」手際よく掃除と1週間分の作り置きをこなしていくスタッフの姿を、Aさんは呆然と眺めていました。つい数分前、私に「家事ができないから浮気される」と説教していた人は、一体誰だったのか。
スタッフが帰宅した後、Aさんが「……どういうことですか?」と問い詰めると、姑は悪びれもせずこう言いました。
「私、昔から家事が苦手なのよ! だから毎週、代行さんに来てもらっているの。あなたも利用したら? そうすれば浮気もなくなるわよ!」
姑が提示した解決策は、反省でも謝罪でもなく、まさかの「自分と同じサービスを使え」という提案でした。
「こんな人に助けを求めようとしていたなんて、時間がもったいなかった」 毒気が抜けてしまったAさんは、姑に頼るのをやめ、その足で夫のもとへ。突きつけた証拠を前に、言い逃れできない夫は平謝り。
家事代行サービスを利用するのは悪いことではありませんが、自分のことは棚に上げて嫁を責める姑の発言の説得力のなさに、開いた口が塞がらないエピソードでした。
ftnコラムニスト:南さおり