小学校に上がると、お友達の幅も一気に広がります。幼稚園や保育園で一緒だった子以外に、全く知らない子が家に遊びに来ることも。今回は、勝手に託児所代わりに使われていて驚いたというエピソードをご紹介します。
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学童をやめた娘

これはママ友から聞いた話です。

私は小学校3年生の娘を育てながら、在宅で仕事をしています。
1、2年生の時は学童に預けていましたが、学年が大きくなるにつれ学童をやめるお友達も増え、娘もやめたいというので2年生でやめました。

通常下校するようになってからは、学童の反動からかわかりませんがよくお友達を家に呼んで遊ぶようになりました。私はオンラインミーティングなどがないかぎりはパソコンで作業しているので、娘の好きにさせていました。

毎日同じお友達がやってくるように

すると、やがてメンバーも固定化されてきて、近所に住むというA子ちゃんがほぼ毎日のようにやってくるようになりました。
暴れたりうるさくするわけでもなく、2人で宿題をしてお絵描きやゲームをして遊んでいたので、こちらも娘と仲良くしてくれてありがとうと思っていたのですが……。
あることをきっかけに思いもよらぬ騒動に発展してしまったんです。

習い事を始めることを伝えると……

ある日娘が別のお友達が通っている習い事に行きたいと言ってきました。
娘が自分から習い事に興味を持ったのは初めてだったので私も嬉しくなり二つ返事でOKを出しました。

その習い事は週2日で、さっそく翌週から体験させてもらうことに。いつも遊びに来てくれるA子ちゃんにもそのことを伝えたんですが、その日の夜に突然母親がやってきたんです。

予想外のクレームを受けてしまう

A子ちゃんの母親とは、顔を合わせた覚えもないくらいの関係でした。
うちへ遊びに来るようになってからも、一度も挨拶やお礼を言われたこともなく、もちろん連絡先も知らず、少し非常識な人なのかもとは思いましたが、A子ちゃんは礼儀正しくお勉強もできるとてもきちんとした子供だったので、それほど深く考えたことはなかったんです。

A子ちゃんの母親は開口一番、「どういうことですか! 困ります!」とまくし立てました。
何の事かわからず聞くと、A子ちゃんがうちに来ているので、その時間パートをしている。
週2回も放置されたらA子ちゃんを1人で留守番させることになるから困る。という一方的なクレームでした。

いろんな母親がいると勉強になった

どこからツッコんでいいのかわかりませんでしたが、とりあえず、うちがそちらの都合にあわせる義理はないこと、そもそもうちは無料託児所ではないこと、それ以前にこれだけ人の家に遊びに来ているのを知っていて挨拶もないことが非常識だと話し、お引き取り願いました。

娘は不在でもA子は構わないから家に置いてくれというわけのわからない提案もされましたが、話が通じない人だとわかり丁重にお断りしました。

自分のものさしでは測れない、いろんな価値観の母親がいるんだと勉強になった出来事でした。

ftnコラムニスト:karira