幼稚園で知り合ったママ友A子
これは友人から聞いた話です。
ママ友のA子さんとは、幼稚園で子供が同じクラスになったことで仲良くなりました。私はとても人見知りですが、この人とは波長が合いそうだなと感じて私の方から声を掛けたのです。
うちは夫と息子の三人暮らしですが、A子さんは旦那さんの実家で義両親と同居しており、息抜きにたまにうちに来てお茶をする仲に。最初はいつもニコニコしているイメージだったのですが、次第にマイナスのことを話すことが多くなりました。
私なんか…と逆マウント
私が新しい洋服を着ているのに気付くと、
「いいなぁ。私なんか自分のお小遣いもないから、見かねてお姑さんが着なくなった服をくれるの。あんまり聞かないわよね、お姑さんにお下がりをもらうなんて…」
今はやりのインナーカラーを入れたヘアスタイルに変えると、
「美容室なんて、もう何年も行ってないなぁ。ほら、私なんか自分でカットしてるの。だんだん上手になってきたんだよ」
といった感じで、なんとも言えない返しを言ってくるのです。
気分転換にあることを勧めたところ…
次第に他のママ友のやっかみや悪口も言うようになり、一緒にいるのが億劫に思えてきました。
でもA子さんは幼稚園で初めて仲良くなったママで、頑張ってこちらから声をかけてお友達になった人。
ママ友なんてその時だけのものかもしれないけれど、できれば長くお友達でいたかったので、A子さんの気分を変えられると良いなと思い、パートに出ることを勧めてみました。
元々私は週3日スーパーで品出しのパートをしていました。短時間でしたがリフレッシュできるしお小遣いも稼げるので、A子さんも気分転換になればいいなと思ったのです。それに、お姑さんと顔を合わせる時間も減らすことができていいかもと提案したところ…。
作戦成功で、笑顔が戻った!
この作戦が効果てきめん! 塞ぎこみがちだったA子さんは、出会った頃のようなニコニコママに戻りました。
真面目なA子さんは、義実家で同居させてもらっているんだから家事をすべてこなし留守を預かるのが当然、パートに出て家を空けるなんて…と思っていたそうです。ちらっとお姑さんにパートの話をしたところ、あっさりOKが出て拍子抜けしたんだとか。外に出られてお金も稼げて、本当によかったと笑っていました。
A子さんが良い方向に変われるお手伝いができたようで、嬉しかったです。
ltnライター:karira